お気楽天体観測

肩ひじ張らずに天文を楽しむ記録です。メイン機材はSpaceCat51、CelestronC5、SkyMemoS、CRUX140Traveler、AZ-GTi。カメラはPentaxKP、K70とZWOASI533MCP

20200102 いろいろ機材実験

正月休みを利用し、これまで試したいと思っていた機材実験をしました。

実験1:samyang85mmf1.4+ステップダウンリング70mm→48mm+QBPフィルター

Samyang85mmf1.4のレンズに、ステップダウンリングを装着し、48mmまで口径を落としてQBPフィルタを装着!

PentaxK70でQBP使って、光害まみれの東京都心の空を撮影してみたかったんです。

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先がすぼまっていて、なんか不格好ですが、

当日の顛末はこちら。

結果は、見事にケラレたようです。
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なるほど、前玉の前で絞るとこうなるんですね。知ってる人は知っているんでしょうけど、自分は実験して初めてわかり、勉強になりましたw

正直、この組み合わせは無しだということがわかりましたw

なお、この撮影でもRAジャンプ問題は発生し、

  • 1分露光×42枚撮影
  • NGコマ14枚

RAジャンプ問題発生率はなんと、33%でした。

いやーつらいっす。早く治ってほしい。。。

実験2:CRUX140TravelerにC5+0.63xReducerで撮影できるか

CRUX140TravelerのRAジャンプ問題もあり、長焦点の筒で撮影できるか、正直不安が大きく、試す余裕もなかったのですが、正月ということで時間もあり、実験に至りました。

C5+0.63xReducerがうまくいけば、春の銀河祭りをこのセッティングで挑みたいと思っています。
画角としては、ちょうど満月がすっぽり入るくらいの大きさになります。

テストの対象は、昨日に引き続きM46,NGC2438としました。

CRUX140Travelerにセットした絵はこちら。
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本当はガイドはMGEN3にしたかったんですが、C5のピギーバックマウントにMGEN3を接続することが機材セットアップと手持ちのパーツの都合上難しかったので、お手軽QHYガイドセットで行きます。

リザルトはこちらです。※PIのSTFでオートストレッチのみ。
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C5+0.63Reducerで焦点距離は788mmで、ASI294MCを付けています。
周辺減光は激しい?というけられている感がありますが、もともと中心しかダメだと思っていたので、思いのほか良かった印象です。

あと、C5+0.63xRD;ASI294MCで、SharpCap+ASPS連動させてPlateSolvingができることがわかったのも収穫でした。


続いて、RAジャンプ問題ですが

  • 32秒露光×87枚撮影
  • NGコマ8枚

ということで、発生率は9%となります。
短時間露光のため、8個まですんでいますが、長時間露光するとともっと捨てる露光時間が長くなるので、なんだかなーというところです。
一方、この組み合わせでも30秒露光程度であれば9割のコマは使えるということがわかったので、この組み合わせで春の銀河祭りに挑みたいと思います。

次は散開星団ではなく、球状星団か銀河をターゲットにしよっと。

雑感

この日はMGENでのドリフトアラインメントは実施しなかったため、極軸は前回セッティングした時にあわせたところからずれていると思います。
それを差し置いても、RAジャンプ問題はちょっとひどい気がしますが、そんなもんなんでしょうかね。。。

他のちゃんとした赤道儀を使ったことがないため感覚がわからないです。

今度、手持ちのSkymemoで撮影してみようかなー
SkyMemoより安定していないってことがわかったらショックですね。。。