お気楽天体観測

肩ひじ張らずに天文を楽しむ記録です。メイン機材はSpaceCat51、CelestronC5、SkyMemoS、CRUX140Traveler、AZ-GTi。カメラはPentaxKP、K70とZWOASI533MCP

20210724 満月の夜ですが撮影を敢行!M27、バブル星雲+M52、M31アンドロメダ銀河

満月期で天リフさんがイベントしていますが、4連休は事情があり茨城の実家に帰郷していたため、満月関係なしに撮影を敢行してみました。

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この写真、GooglePixel4aで撮影したのですが、非常に明るく撮れますね!

今回は、久々にPentax-K70+DA*200mmF2.8+MGEN3+Crux140Trの組み合わせです!

まずはテスタ撮影的にM27、そのあとM52+バブル星雲、最後にアンドロメダ銀河を撮影してみました。

どれも画像処理に気合が入らなかったので、ザクっと処理した結果となっています。

自宅ベランダ天体観測所では南のそらの限られた範囲しか撮影できないため、また南天は満月が煌々と照っているため、全天が開けている実家の駐車場で天頂~北側の対象を攻めてみました。

なお、フィルタを忘れてしまったため、ノーフィルターで撮影ですw

M27

こちら、200mmF2.8絞り開放、ISO100で60秒×20枚をスタックしたものです。※絞り忘れですw
まずは、PIでスタック後、ST⇒HTでストレッチのみ実施した画像です。
APS-C(PentaxK70)+200mmって、広角ですねw
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この画像をSI9の周辺減光/かぶり補正で修正しようとした際の画面キャプチャですが、すごいキレイに直線的に周辺減光していて、SI9の周辺減光補正だと周辺が過補正になってしまうため、フラット必須であることがわかり、関係個所をトリミングし手抜き画像処理する方針にしました。
趣味なので、ところどころ楽をするのも重要w
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というわけで、トリミングしてザクっと処理した結果のM27はこちら。
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フィルターを使っていないせいか、心なしか星の色がいつもよりも出ている気がします。

まあ、20分のテスト撮影の結果ですからこの程度で。

バブル星雲+M52

久しぶりのバブル星雲です。空にところどころ雲が流れている状況だったので、あまり流れていなさそうなあたりにいたバブル星雲とM52を次のターゲットにしました。

こちらは、200㎜F2.8⇒F4.0まで絞りISO200、90秒×45枚撮影し、それをPIでスタックしてST
ST⇒HTでストレッチした直後の画像です。
こちらもAPS-C+200mmの広角さを思い知る画像になりました。
ちゃんとフラット撮って処理したらいい感じになるのかもしれない。。。
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さて、同じくバブル星雲とM52あたりをトリミングして、PIでもう少しむさぼった画像がこちら。
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少々小さいため、M52とバブル星雲の箇所を等倍切り出ししたものがこちら。
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絞ったので、明るい星はウニ状の光芒が出ています!これは絞りありのカメラレンズならではですねw
バブル星雲も写っているし、フィルター入れないと星の色が出てうれしいです。

PlateSolvingした結果がこちら。中央上にもNGCカタログの星雲が写ってますね。
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この写真も、QBPフィルタを付けたら出ない星の色が出ていて、いい感じでもあります。
また、満月の夜にノーフィルタで撮影して、且つ総露出も約1時間の割には、ちゃんとバブル星雲が写っていて、結果としては良かった感じです。

M31アンドロメダ銀河

さて、この日の最後はアンドロメダ銀河です。撮影条件はバブル星雲+M52と同様だったのですが、雲が通過したり、撮影の最後のほうでカメラの電池が切れたりして、使えたのが30枚でしたので、90s×30枚⇒45分となりました。

他と同じく、まずPIでスタックしてST⇒HTしたのみの画像がこちらです。
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月夜にしちゃあ良く写っている気がするw

これを中央部トリミングしてPIでさらにまさぐった画像がこちら。
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うーん、まあまあかなー。最後のほうは実はレンズが曇っていた疑惑もあり、雲の通過もありでしたが、とりあえず今シーズン初のアンドロメダ銀河も拝めたということで良かったです。

DA*200mmの雑感

このDA*200mmはなかなか良いレンズかもしれないですね。
重さは800g超で、解放F2.8の明るさで、F4.0とかF4.5とかまで絞れば周辺像も気にならないレベルになる(はず)ですし。
カメラが600gくらいなので、この撮影システムはガイド鏡を入れても、2kgを切る軽量システムです。
PCを用意しなくてもオードガイドまで行けてしまうので、これはこれでお手軽で良いなーと思いました。
※PolarMasterようにいつものマイクロPCは持っていきましたがw

また、カメラなのでPlateSolvingができないのですが、200mmとはいえAPS-Cのため広角で、PolarMasterで極軸合わせをして、そのあと明るい星で1回Syncしたら、画角が広いので1回で画角の中に導入してくれるので、PlateSolvingと比較すると不便さはありつつ、困ることはありませんでした。感度をISO25600とかで1枚とれば、存在自体は確認できますし。

ただ、メインの赤道儀であるCrux140Trをこれで占領してしまうのはやはりどうかなーと思ってしまう。
SpaceCat51+ASI533MCPのほうが画角は狭いですが、周辺光量も豊富で、フラット補正しなくてもABEとかPIの周辺減光補正で何とかなってしまうので、こちらのほうが楽といえば楽。

一方、200mm+APS-Cのほうが圧倒的に画角が広いので、対象は小さく写りますが、ほかにも何かが写っていないか、画像の中を探すのは宝探しみたいで楽しいですね。

話は変わりますが、Samyangの85mmのマニュアルレンズの絞りが壊れてしまっているので、もう1つ別な中古を購入しそうです。。。85mmは体験したから、DA50F1.4あたりでもいいのかなーと思いつつ。。。

Crux140Trの修理後の雑感

修理後に初のロングランでしたが、終始ガイドは安定していました。修理で約2か月くらい待った甲斐がありました!天文ハウストミタさん、改めて丁寧な対応ありがとうございまいた!
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雑感

久しぶりに腰を据えてのベランダ以外での天体撮影でしたが、やはり楽しいですね!
満月の夜に撮影しておいて、ですが、もっと暗い空で撮影したいです!