ちょっと前になりますが、2週間ほど前にNEPTUNE-CIIが到着してから、仕事の都合とか天気の都合とかでなかなかファーストライトできなかったNEPTUNE-CIIでしたが、やっと落ち着いて観望することができました。
NEPTUNE-CIIファーストライト M90
AG-GTiを赤道儀化して、久しぶりのNEPTUNE-CIIにIR640Proを付け、笠井Blanca60SEDにセッティングして電子観望です。
極軸は、角度は大体35度に設定し、適当に北の方向を向けただけですw
こちら、NEPTUNE-CIIのファーストターゲットとなったM90のSharpCapでの15sで約50分ほどのLiveStack画像です。等倍表示ですが、なかなか構造が出ている気がします。
こちらは、上のLiveStack画像をPNG出力したものです。
そしてこちらは、上のLiveStack画像をPIでHT⇒TGVDenoiseした画像です。
中央部切り出しはこちら。ノイジーなのはご愛嬌としても、思いのほか結構ちゃんとM90の特徴的な形が写ってますね!
笠井Blanca60SEDは焦点距離360mmのため、SpaceCat51(250mm)より長いため、若干銀河を大きく写すことができます。
実は、本当はKenkoSE-AT100nに付けたかったのですが、ピントが出なかったため、こちらの鏡筒に久しぶりに登場してもらいました。
フラットナーは入っているですが、周辺減光が激しく、SpaceCat51を購入後はすっかりお蔵入りしていました。
将来、自分で観望会を開くときのサブ機として、もしくは将来遠征で撮影中の眼視観望に使うかとも思いつつ、手放さずに置いておいたのですが、再び使われる時が来てよかったです。
(SpaceCat51は、星雲向けにASI533MCPro+QBPがつけっぱなしになっていて、セッティング帰るのが面倒だった、という話もあり)
NEPTUNE-CIIは赤外線感度が高いということで、IR640Proとの組み合わせで春の銀河祭りで銀河を根こそぎ狙い撃つ予定でしたが、天気とか仕事とかで楽しむ余裕がなかった4月でした。。。
Samyang85mm+ASI294MCで固定撮影
続いて、今度はSamyang85mmKenkoASTRO LPR Type1を装着し、SvBonyのアイピースアダプタ経由でASI294MC固定で撮影してみました!
こちら、Gain350,1.6s,170フレームをスタックしたものがこちら!
さすがに固定撮影のため、パンの耳が発生してしまいますが、右下にうっすらオメガ星雲が写ってます。
Samyang85mm+ASTRO LPR Type1+ASI294MC+ナノトラッカー
これはこれでなかなかいけるかも、と思い、眠っていたナノトラッカーを引っ張り出し、適当に南東の空に向けて撮影してみましたw
これも極軸は角度は大体35度に設定し、適当に北の方向を向けただけですw
このセッティングで、Gain100、32s、64枚⇒2048秒露光したものがこちら
盛大に赤ハロが出ていますが、極軸が適当な割には星が点像になっていますw
これはこれで発見でした。
ちなみに、画像だとどの領域に向けられているか全くわからなかったので、PlateSolvingした結果はこちら。
元画像中央左に写っている彗星みたいなものはM11で、元画像ではほぼ目立たないですが、M26も写っていました。
後日談 Samyang85mmの絞りが壊れている
このレンズ、絞らないとハロが出ることはわかっていたのですが、絞っても解消せず、後日の休日にカメラを外して絞りの動作を確認したところ、なんと全く絞りが動かない(常に開放)ということがわかりました。
このレンズ、ヤフオクで落札しゲットしたのですが、解放だと星には使えないため、非常に残念な感じです。。。