お気楽天体観測

肩ひじ張らずに天文を楽しむ記録です。メイン機材はSpaceCat51、CelestronC5、SkyMemoS、CRUX140Traveler、AZ-GTi。カメラはPentaxKP、K70とZWOASI533MCP

20200830 夏休みの画像再処理、まとめ 網状星雲、アンドロメダ銀河、北アメリカ星雲

8/16-21で河口湖付近で撮影した画像の再処理、まとめです。

アンドロメダ銀河 2020/08/17撮影

20分弱露光とは思えない写りw。やはり暗い夜空は正義ですね!
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前回がちょっと黄色みがかっていたので、色味を整えてみました。
こちらも自分史上最高のアンドロメダ銀河になったかも。

  • 【撮影情報】
  • 場所:富士山ふもと(山梨県富士吉田市付近)
  • 日時:2020/8/17_26時ごろ
  • 望遠鏡:SpaceCat51(D=51mm、f250mm/F4.9)
  • フィルタ:なし
  • カメラ:ZWO ASI294MC(4/3)
  • 赤道儀:Crux140Traveler
  • 導入方法:Stellariumで自動導入⇒SharpCapでPlateSolbing⇒手動で画角調整
  • オートガイド:ガイドカメラ:QHY5L-II M、PHD2でオートガイド
  • 撮影条件:SharpCapでGain 390、32s×35枚⇒約19分、ダーク/フラット無し
  • 画像処理:DSSでStack⇒SI8でレベル補正⇒若干周辺減光補正⇒デジタル現像⇒トーンカーブ調整

NGC6960 網状星雲 2020/08/19撮影

CBPで撮影した網状星雲です。
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  • 【撮影情報】
  • 場所:富士山ふもと(山梨県富士吉田市付近)
  • 日時:2020/8/19_25時ごろ
  • 望遠鏡:SpaceCat51(D=51mm、f250mm/F4.9)
  • フィルタ:サイトロンCBPフィルタ
  • カメラ:ZWO ASI294MC(4/3)
  • 赤道儀:Crux140Traveler
  • 導入方法:Stellariumで自動導入⇒SharpCapでPlateSolbing⇒手動で画角調整
  • オートガイド:ガイドカメラ:QHY5L-II M、PHD2でオートガイド
  • 撮影条件:SharpCapでGain 350、180s×20枚⇒1時間、ダーク180s×20枚、フラット無し
  • 画像処理:DSSでStack⇒SI8でレベル補正⇒若干周辺減光補正⇒デジタル現像⇒トーンカーブ調整⇒スターシャープフィルタ

この撮影ではほしぞLoveログのSAMさんも同じくらいのタイミングでCBPをつかっての撮影をしていますが、遠く及びません。やはり、画像処理のスキルの違いなのか、素材の違いなのか。

もともとの記事はこちら。

アメリカ星雲/ペリカン星雲 2020/08/19撮影

こちらは星雲を強調してみました。前の画像よりペリカンが強調されましたw
f:id:hiroooo000:20200829164319j:plain

  • 【撮影情報】
  • 場所:富士山ふもと(山梨県富士吉田市付近)
  • 日時:2020/8/19_25時ごろ
  • 望遠鏡:SpaceCat51(D=51mm、f250mm/F4.9)
  • フィルタ:なし
  • カメラ:ZWO ASI294MC(4/3)
  • 赤道儀:Crux140Traveler
  • 導入方法:Stellariumで自動導入⇒SharpCapでPlateSolbing⇒手動で画角調整
  • オートガイド:ガイドカメラ:QHY5L-II M、PHD2でオートガイド
  • 撮影条件:SharpCapでGain 300、180s×8枚、ダーク/フラット無し
  • 画像処理:DSSでStack⇒SI8でレベル補正、トーンカーブで調整、デジタル現像、スターシャープフィルタ

DSO撮影機材

撮影機材、セッティングはこちらです。※南の空を向いてます。
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  • 【機材情報】
  • 望遠鏡:SpaceCat51(D=51mm、f250mm/F4.9)
  • カメラ:ZWO ASI294MC(4/3)
  • 赤道儀:Crux140Traveler
  • 三脚 :サイトロンカーボン三脚
  • オートガイド:ガイドカメラ:QHY5L-II M、PHD2でオートガイド
  • 極軸:PoleMaster
  • その他: アイリスオーヤマのテーブル、ホームセンターで980円だったアウトドアチェア、ビニールシート、NEXPOW ポータブル電源、レンズヒーター

CRUX140Travelerはウェートレスで運用していますので、セッティングが楽です。
機材展開/設置、極軸合わせ、望遠鏡のピント合わせ、PHD2のオートガイドのキャリブレーションは概ね30分程度で終わります。
CRUX140Travelerは初めての野外運用でしたが、エイジングの効果があったのか、ガイドも安定し、問題なく運用できました!
また、今回電源として「NEXPOW ポータブル電源 大容量48000mAh/178Wh」を使いましたが、赤道儀とPCの電気供給を一晩(PM22時~AM3時)つかっても、満タンの状況から残り30%程度まで消費しました。
PCはずっとつなぎっぱなしでしたが、赤道儀だけだとほぼ消費しないため、一晩持ちそうな感じですね。
値段も1万そこそこで、大きすぎず、そこまで重くなく、ちょうどよかったです。
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雑感

夏休みとして、河口湖周辺で3夜、東京では見ることができない満点の夜空を満喫できました。
東京では、本当に星が見えないし、真っ暗なところだと本当に星が見えるんだなと思いました。
ライフスタイル的に、遠征に行くことが難しいので、家族との旅行という形でないとなかなか夜空の暗い場所に行くことができないのですが、月に1回くらいは真っ暗な場所に星を見に行きたいです。