お気楽天体観測

肩ひじ張らずに天文を楽しむ記録です。メイン機材はSpaceCat51、CelestronC5、SkyMemoS、CRUX140Traveler、AZ-GTi。カメラはPentaxKP、K70とZWOASI533MCP

20200817 富士吉田付近で天体撮影- 天の川、M31、M20、網状星雲、

夏休みを利用し、酷暑から避暑地(山梨県富士吉田市付近)へ避難し、天体撮影しました。

当たり前ですが、夜空の暗さが東京とは比べ物にならないですw

今回の撮影を一言で言い表すと、

暗い夜空は絶対的正義
ってことですねw

さっそくリザルト

天の川

Pentax K-70+Sigma18mm-35mm/F1.8+アストロトレーサ+AZ-PROTO経緯台で1枚撮りシリーズです。

夏の南の空に垂直に立つ天の川です。左下に雲を被った富士山が若干写っています。
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  • Pentax K-70+Sigma18mm-35mm(18mm)、F1.8、ISO800、120s(アストロトレーサで追尾)、ステライメージで周辺減光補正+カブリ補正+レベル補正

続いて白鳥座のあたりです。
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  • Pentax K-70+Sigma18mm-35mm(26mm)、F1.8、ISO800、180s(アストロトレーサで追尾)、ステライメージで周辺減光補正+カブリ補正+レベル補正

ここらへん、カラフルタウンあたりが若干色づいているようです。
初めて撮りましたが、もう少し長い焦点距離のレンズが欲しくなりますねw
77mm limitedレンズとか、サムヤンの85mmF1.4とか。

続いて、アンドロメダ銀河あたり。

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  • Pentax K-70+Sigma18mm-35mm(18mm)、F1.8、ISO200、240s(アストロトレーサで追尾)、ステライメージで周辺減光補正+カブリ補正+レベル補正

南の空から北の空まで天の川を撮影してみました。

アストロトレーサは周辺はさすがに流れてしまいますが、広角だと180sでも中心はほぼ点像で写してくれるので、いろいろ試しながら撮影できてよいです。

メイン機材(SpaceCat51+CRUX140Traveler)での撮影

PentaxK70+アストロトレーサで撮影しながら、メイン機材をセッティングして撮影です。

  • 【機材情報】
  • 場所:山梨県富士吉田市付近
  • 日時:2020/8/17_23時ごろ
  • 望遠鏡:SpaceCat51(D=51mm、f250mm/F4.9)
  • フィルタ:無し
  • カメラ:ZWO ASI294MC(4/3)
  • 赤道儀:Crux140Traveler
  • 導入方法:Stellariumで自動導入⇒SharpCapでPlateSolbing⇒手動で画角補正

今日のメインターゲットはNGC6960網状星雲です!

M20

網状星雲が天頂通過するまで、機材慣らし的にM20を撮影してみました。

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これ、なんと訳700秒→12分程度の露光時間です。

【撮影条件】

  • 撮影条件:SharpCapでGain 340、32s×24枚、ダーク/フラットともに無し
  • オートガイド:無し
  • 画像処理:DSSでスタック+Cosmeticでホットピクセル除去⇒ステライメージでレベル補正+カブリ補正

撮影しているときの画面はこちら。1枚目からその姿を確認することができ、かなり感動しました。
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NGC6960 網状星雲

こちら、今回のメインターゲットの網状星雲です。

まずはリザルトから。

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ステライメージで強調+シャープスターフィルターを適用したものがこちら。
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  • 撮影条件:SharpCapでGain290、128s×38枚、ダーク/フラットともに無し
  • オートガイド:あり。
  • 画像処理:DSSでスタック+Cosmeticでホットピクセル除去⇒ステライメージでレベル補正+シャープスターフィルター適用

CRUX140Travelerで、初の2分露光でしたが、オードガイドが非常に安定しており、ガイドエラーゼロで撮影できました!
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そして、写真については、うーん、ノイジー
光星がたくさんあって強調するとうるさくなりますね。
そして、ダークもフラットも撮影しなかったのですが、ダークは撮影しても良かったかもですね。強調するとノイズがすごい感じになってしまうので、そこまで強調できず。。。
ただ、1枚目からその姿を確認することができ、かなり感動でした!

M31 アンドロメダ銀河

こちら、撤収前にちょっとだけ(訳20分ほど)撮影しました。

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撮影中の画像はこちら。
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ほんと、空が暗いと30秒1枚でもその姿をはっきり確認できるくらい写りますね。
感動です。

  • 撮影条件:SharpCapでGain230、32s×35枚、ダーク/フラットともに無し
  • オートガイド:なし。
  • 画像処理:DSSでスタック+Cosmeticでホットピクセル除去⇒ステライメージでレベル補正のみ

CRUX140Travelerの赤経軸側がブレブレになることに対する対応

前回まで、CRUX140Travelerの赤経軸のガイドがブレブレになる件の対応として、以下を実施しました。

  • 三脚とか架台とか、締めれる場所をすべて締めなおす
  • PoleMasterで極軸調整後、360度右回りで赤経軸を回転させて、そのあと-360度回転させる

この2つが効いたのか、ガイドは非常に安定しました!

あと3晩泊る予定なので、もう一晩くらいは天気に恵まれ、チャレンジできるといいなー