夏休みを利用し、酷暑から避暑地(山梨県富士吉田市付近)へ避難し、天体撮影しました。
当たり前ですが、夜空の暗さが東京とは比べ物にならないですw
今回の撮影を一言で言い表すと、
暗い夜空は絶対的正義
ってことですねw
さっそくリザルト
天の川
Pentax K-70+Sigma18mm-35mm/F1.8+アストロトレーサ+AZ-PROTO経緯台で1枚撮りシリーズです。
夏の南の空に垂直に立つ天の川です。左下に雲を被った富士山が若干写っています。
- Pentax K-70+Sigma18mm-35mm(18mm)、F1.8、ISO800、120s(アストロトレーサで追尾)、ステライメージで周辺減光補正+カブリ補正+レベル補正
続いて白鳥座のあたりです。
- Pentax K-70+Sigma18mm-35mm(26mm)、F1.8、ISO800、180s(アストロトレーサで追尾)、ステライメージで周辺減光補正+カブリ補正+レベル補正
ここらへん、カラフルタウンあたりが若干色づいているようです。
初めて撮りましたが、もう少し長い焦点距離のレンズが欲しくなりますねw
77mm limitedレンズとか、サムヤンの85mmF1.4とか。
続いて、アンドロメダ銀河あたり。
- Pentax K-70+Sigma18mm-35mm(18mm)、F1.8、ISO200、240s(アストロトレーサで追尾)、ステライメージで周辺減光補正+カブリ補正+レベル補正
南の空から北の空まで天の川を撮影してみました。
アストロトレーサは周辺はさすがに流れてしまいますが、広角だと180sでも中心はほぼ点像で写してくれるので、いろいろ試しながら撮影できてよいです。
メイン機材(SpaceCat51+CRUX140Traveler)での撮影
PentaxK70+アストロトレーサで撮影しながら、メイン機材をセッティングして撮影です。
- 【機材情報】
- 場所:山梨県富士吉田市付近
- 日時:2020/8/17_23時ごろ
- 望遠鏡:SpaceCat51(D=51mm、f250mm/F4.9)
- フィルタ:無し
- カメラ:ZWO ASI294MC(4/3)
- 赤道儀:Crux140Traveler
- 導入方法:Stellariumで自動導入⇒SharpCapでPlateSolbing⇒手動で画角補正
今日のメインターゲットはNGC6960網状星雲です!
M20
網状星雲が天頂通過するまで、機材慣らし的にM20を撮影してみました。
これ、なんと訳700秒→12分程度の露光時間です。
【撮影条件】
- 撮影条件:SharpCapでGain 340、32s×24枚、ダーク/フラットともに無し
- オートガイド:無し
- 画像処理:DSSでスタック+Cosmeticでホットピクセル除去⇒ステライメージでレベル補正+カブリ補正
撮影しているときの画面はこちら。1枚目からその姿を確認することができ、かなり感動しました。
NGC6960 網状星雲
こちら、今回のメインターゲットの網状星雲です。
まずはリザルトから。
ステライメージで強調+シャープスターフィルターを適用したものがこちら。
- 撮影条件:SharpCapでGain290、128s×38枚、ダーク/フラットともに無し
- オートガイド:あり。
- 画像処理:DSSでスタック+Cosmeticでホットピクセル除去⇒ステライメージでレベル補正+シャープスターフィルター適用
CRUX140Travelerで、初の2分露光でしたが、オードガイドが非常に安定しており、ガイドエラーゼロで撮影できました!
そして、写真については、うーん、ノイジー。
微光星がたくさんあって強調するとうるさくなりますね。
そして、ダークもフラットも撮影しなかったのですが、ダークは撮影しても良かったかもですね。強調するとノイズがすごい感じになってしまうので、そこまで強調できず。。。
ただ、1枚目からその姿を確認することができ、かなり感動でした!