17日夜に引き続き、19日夜も富士山の北側麓は快晴でしたので、夏の星座白鳥座付近を一網打尽にしました。
17日夜の網状星雲については、存在は確認できましたが、満足いく内容ではなかったので、リベンジしました!
NGC6960 網状星雲
リザルトはこちら!
どうですか!?これを撮りたかったんです!
17日夜との違いは、フィルターにCBPフィルターを装着したところです。
これで、微光星をずいぶん抑えることができました!
東京では、CBPフィルターは光害カット効果を狙って使ってましたが、暗い夜空だと微光星カットで効果を発揮しますね。
Nebula Boosterという名前のフィルターもありますが、確かにその通りだなと、フィルターの効果を実感しましたw
- 【撮影情報】
- 場所:富士山ふもと(山梨県富士吉田市付近)
- 日時:2020/8/19_25時ごろ
- 望遠鏡:SpaceCat51(D=51mm、f250mm/F4.9)
- フィルタ:サイトロンCBPフィルタ
- カメラ:ZWO ASI294MC(4/3)
- 赤道儀:Crux140Traveler
- 導入方法:Stellariumで自動導入⇒SharpCapでPlateSolbing⇒手動で画角調整
- オートガイド:ガイドカメラ:QHY5L-II M、PHD2でオートガイド
- 撮影条件:SharpCapでGain 350、180s×20枚⇒1時間、ダーク180s×20枚、フラット無し
- 画像処理:DSSでStack⇒SI8でレベル補正⇒若干周辺減光補正⇒デジタル現像⇒スターシャープフィルタ
SpaceCat51は4/3サイズのセンサーだと、ほぼ周辺減光がないため、フラットは撮影無くても画像処理で困ることはほぼないですね。優秀な鏡筒ですね!
あと、この日のCRUX140Travelerのガイドですが、全く安定稼働で、20枚撮影してガイドエラーゼロでした!
自宅マンションのベランダでも屋上でもガタガタ揺れが発生したのは、場所の問題かもしれませんね。。。
北アメリカ星雲+ペリカン星雲
こちら、網状星雲の撮影前に、ウォーミングアップがてら(網状星雲の天頂越え待ち)若干撮影したものです。
- 【撮影情報】
- 場所:富士山ふもと(山梨県富士吉田市付近)
- 日時:2020/8/19_25時ごろ
- 望遠鏡:SpaceCat51(D=51mm、f250mm/F4.9)
- フィルタ:なし
- カメラ:ZWO ASI294MC(4/3)
- 赤道儀:Crux140Traveler
- 導入方法:Stellariumで自動導入⇒SharpCapでPlateSolbing⇒手動で画角調整
- オートガイド:ガイドカメラ:QHY5L-II M、PHD2でオートガイド
- 撮影条件:SharpCapでGain 300、180s×8枚、ダーク/フラット無し
- 画像処理:DSSでStack⇒SI8でレベル補正のみ
こちらは画像処理に全然気合を入れていませんが、北アメリカ星雲もペリカン星雲もばっちりとらえることができました!
ペリカン星雲は初めてとらえたのですが、本当にペリカンに見えて感動ですw
Sadr付近
こちらもウォーミングアップがてら(網状星雲の天頂越え待ち)サドル付近もSpaceCat51で撮影してみたものです。
サドル付近のもやもやも簡単にとらえられる、夜の暗さの絶対的正義を痛感しました。
白鳥座付近 with アストロトレーサー
PentaxK70+Sigma18-35 F1.8+アストロトレーサで数枚撮影し、スタックしました!
- 【撮影情報】
- 撮影場所:富士山ふもと(山梨県富士吉田市付近)
- 撮影日時:2020/8/19_24時ごろ
- カメラ:Pentax K-70
- レンズ:Sigma 18mm-35mm F1.8
- フィルタ:なし
- 架台:AZ-PROTO
- その他:O-GPS1(アストロトレーサ)
- 撮影設定:ISO400、F/2.2、アストロトレーサ、露出180s、7枚
- 画像処理:DSSでスタック⇒SIで周辺減光補正、カブリ補正、レベル調整、デジタル現像
さすがに、周辺は流れてしまいますが、中心はほぼ点像となりました。
とりあえず、今日撮影した、網状星雲、Sadr付近、北アメリカ星雲/ペリカン星雲はすべて写っています!
望遠鏡で拡大して写して、カメラレンズで広角で同じ領域を写すって楽しいですね!