こちらのツイートの100mmで撮ったフクロウに触発され、PentaxK70+200mm+アストロトレーサ+AZ-PROTOでM57にチャレンジしてみました!
きょうはメラクに遊んでもらいました。フクロウ写るといいなぁw
— ゆい(yui) (@kitagawa_astro) April 23, 2020
ふふ、写ってました!次は400mmで!やっぱり北斗七星はかっこいいです pic.twitter.com/ByBrE4qr6C
なぜフクロウではなく、M57かというと、北天がいまいちアストロトレーサが安定しなかったからですw
アストロトレーサのキャリブレーションを5回くらいやったけど、今日は全然点像にならなかった。
※失敗したけど、本当はフクロウではなくM101を狙ってみたのは内緒。
というわけで、わかりやすく写りそうなM57リング星雲を狙ってみました。
M57は東側の空高くに上がっていて、10秒露出であれば、多少流れながら撮影できたので、1s100枚以上撮影し、スタックしてみました。
あまりに小さすぎるので、M57の部分を切り出しました。
ちゃんと撮れてますね!
- 【撮影情報】
- 撮影場所:東京都文京区自宅屋上的な場所
- 撮影日時:2020/4/24_25時ごろ
- カメラ:Pentax K-70
- レンズ:smc PENTAX-DA☆200mmF2.8ED
- フィルタ:スターリーナイト
- 架台:微動装置付き経緯台+AZ-GTiの三脚
- その他:O-GPS1(アストロトレーサ)
- 撮影設定:ISO800、F/3.5、アストロトレーサ、露出10s 100枚以上撮影
- 画像処理:Digital Camera Utility5でPEF⇒Tiffへ現像⇒DSS4.3.2で91枚を80%スタック⇒ステライメージでオートストレッチ+レベル補正⇒DenoiseAIでノイズ処理⇒FlatAidoProで流れ補正
アストロトレーサについての雑感
- 今回は若干絞って撮影してみたのですが、解放より良い感じです。
- PentaxK70は長時間露光して撮影すると、シャッターが切れた後時間がかかったりすぐ終わったりして、これは何なんだろうかと思っていたのですが、ISO800まではシャッターが切れた後すぐプレビューが表示されることに対し、ISO1600以上だと、撮影時間と同じ時間何かを処理してWaitとなることがわかりました。
- アストロトレーサで焦点距離200mm10秒が割と安定する、ということは、100mmだったら20秒、50mmだったら40秒、25mmだったら1分が安定する、ということになる気がするが、去年のGWに18mmで1分露出でほぼ点像で写っていた気がするので、やっぱり200mmだと10秒くらいが限界なのかも。※今日、200mmで15秒とか20秒とか試してみたけど、全然安定しなかったので、やっぱり10秒が限界なのかな。
手動の画角調整/架台/赤道儀についての雑感
画像処理に使ったのは91枚だったのですが、撮影自体は200枚以上撮影してて、最初は5枚撮影⇒構図修正、途中から10枚撮影⇒構図修正、というサイクルを延々と繰り返していたのですが、ぶっちゃけポタ赤出して極軸合わせするほうが、手間が少ないんじゃなかろうか、と思いました。
ただ、今回の機材は、運搬、設置がかなりお手軽なんです。AZ-PROTOは6000円くらいのManfrottoのポータブル三脚の上に付けてトートバックに放り込める大きさですし、経緯台なので三脚の足伸ばして設置しておしまいですし。また、アストロトレーサも、K70に付けるだけだし、キャリブレーションも振り回すだけだし。これで、焦点距離200mmで10秒露出でほぼ点像になるんだから、かなりお手軽なんですよね。ぶっちゃけ、セッティングだけであれば、5分もかからず完了してしまうのに、です。
手軽じゃないのは、撮影の間、ずっと構図修正を手動で実施しないといけないこと。
こんなやり方、自分しかやってない気もします。が、アストロトレーサを使いたくてPentaxK70を購入したため、無理やりでもアストロトレーサを使いたい、その一心ですねw
一方、ポタ赤も、SkyMemoを持っているわけですが、こいつを設置して極軸合わせて、だと、多分撮影までに最低でも20分~30分くらいかかりそう。これだとお手軽感が失われてしまう。
。。。極軸合わせが時間がかかるって話だったら、極軸合わせのトレーニングして10分でセッティングできるようになればよいのでは、という話もあるな。。。いや、SkyMemoで構図を合わせるのが結構面倒だった気がする。が、いっそうのこと、SkyMemoにAZ-PROTOを付けてしまう、というのも手かもしれない。2軸微動がついていると便利だし。しかし、それだとバランスの問題で追尾が微妙になるかもな。。。そうすると、微動台座+アリガタ+ウェートで、普通の赤道儀として使えばよいのでは、という話になるが、赤経軸の微動が遅くて捜査官が悪かったんだよなー。
思い出してみると、SkyMemoに不満があり、AZ-GTiに手を出して赤道儀化したわけで、そのあと紆余曲折あり、CRUX 140 Travelerを購入したわけです。※そのあと、P.S.TのおまけとしてAZ-PROTOもゲットしてしまったわけだが。。。
とすると、SkyMemoではなく、CRUX 140 Traveler使えばいいじゃん、って話なんだけど、こいつは外部電源が必要なのと、極軸合わせにPolarMasterを使うので、PCが必要となり、ベランダではなく、屋上っぽい非常用通路っぽいところまで持っていく、というのは「お手軽ではない」という話もある。
※あと、CRUX 140 Travelerはベランダ用にセッティングが固定されており、変更するのが嫌だという話もあり。。。
ウーム、なんかだらだら書いてしまったが、今度屋上にCRUX 140 Travelerを持っていって撮影して、どれくらいお手軽か/お手軽度が落ちるかを見てみようかなー