1年ぶりに房総半島遠征に行きました!
ここは、昨年に初めてケンタウルスAを撮影した場所です。
今回は、金曜AMに移動⇒金曜PMはワーケーション(リモートワーク)、からの天体観望でした!
天気は快晴!
キャンパーでテレワークしながら、休憩でちょっと外に出ると潮風を感じられ、非常に良かったです!
そして、お待ちかねの夕暮れ。
うまく撮影できませんでしたが、空のグラデーションがすごいキレイでした。
そして、夜です!
#天文なう
— hiroooo000 (@hiroooo0002) February 25, 2022
房総半島のサキッチョに来てます。久々の遠征です!久々の真っ暗な空です!(南側だけ)
愛機と愛車と星空、です! pic.twitter.com/3p52BZwi6q
今回は、撮影用機材×2+眼脂用機材×1の3セットを展開しました!
キャンパーの上にオリオン座が輝いています!
タイムラプス
今回、PentaxK70+10mm17mm fisheyeの10mm側で固定撮影でのタイムラプスを撮影してみました。
Pentaxカメラ謹製の機能を使って撮影しました。設定して、撮影が始まり、終わったら動画が出来上がっているので、非常にお手軽にタイムラプスが作れます。
リザルトはこちら
youtu.be
出来上がって思ったことは、なんか星は流れなくても良かったな、ということですw
次は流れないように撮影してみようと思います。また、緑の動いているのは当方です。w
あと、このフィッシュアイレンズは、前景にフォーカスを当てても、ちょっと距離が離れると星がボケて撮れない、ということがわかりました。これはフィッシュアイレンズの特性なんですかね?
今回初めて撮影したので(しかも夜)、なかなか気づけなかったです。
今度は昼に持ち出して遊んでみようと思いました。
C5+ASI533MCP+Crux140Trセット
こちらは、銀河撮影用のセットになります。星空をバックに、機材が映える!
こちらのセットで以下の3対象を撮影しました!
- M66 Leoトリプレットの一つ
- M51 子持ち銀河
- C77 ケンタウルスA
M66
90s、Gain200、34フレーム、3060s SIでスタック、PIで画像処理
さすがC5、焦点距離が1250㎜と、当方が常用していたSpaceCat51(250mm)の5倍あるだけあり、SpaceCat51では小さく写る銀河も、大きく写ります!
M51 子持ち銀河
90s、Gain200、27フレーム、2430s、SIでスタック、PIで画像処理
こちら、過去最高の子持ち銀河となりました!
C5でここまで写るとは!という感じです。暗い夜空効果が大きいんでしょうけど、真っ暗な南天ではなく、陸側のため若干光害はあったはず。それでもこれだけ写って、写りとしては大満足でした。
C77ケンタウルスA
30s、Gain300、45フレーム、1350s、SIでスタック、PIで画像処理
こちらは、ガイドが暴れていたため、露出を30秒にし、たくさん撮影しましたが、風邪の影響か、200フレームほど撮影して、使えたのは45フレームのみでした。
ここは残念ポイントですね。。。
Crux140Trの調子
正直、悪かったですねー
風の影響があったのかもしれませんが、RAジャンプ問題は発生し、使えたフレームは
- M66では半分以下
- M51では2/3
- C77では1/4
と、収率で考えると散々な結果でした。
収率が悪いのは、焦点距離が一気に長くなったことも影響していると思いますが、そもそも130㎜のガイド鏡でガイドしてもガイドが暴れ気味でした。
今回は、ウェートも付けて撮影したのに、全然軽減されなかったなー
PentaxKP+Samyang85mmF1.4+AZ-PROTO+SkyMemoSセット
こちらのセット、家でうじゃうじゃ機材をいじっているときに見つけた組み合わせです。※下のツイートのレンズは21mmLimitedでSamyang85mmではないです。
なにげに
— hiroooo000 (@hiroooo0002) February 23, 2022
SkyMemoSとAZ-PROTO
の組み合わせ、イケてる気がする
次回はこれで撮影してみよう! pic.twitter.com/HKavGCoz9U
さて、この機材を夜空の下にセットアップするとこうなります!
さて、期待の操作性ですが、かなり良いです!
SkymemoS標準だと、RA軸の調整がかなり不便していましたが、AZ-PROTOをかますことで両軸微動ができるようになり、構図合わせにかかり労力が激減しました!
これはかなりいい組み合わせでした!
さて、このセット(85㎜+APCS)では以下の3対象を撮影しました
- バーナードループからオリオン大星雲
- 春の銀河祭りエリア
- ケンタウルスAとオメガケンタウリ
バーナードループからオリオン大星雲
120s、ISO800、25フレーム、3000s、SIでスタック、PIで画像処理、SIで対数現像で仕上げ
この画角、はじめて撮影しましたが、非常に楽しい領域ですね。
オリオン座はすでにシーズン終わりでしたが、これはシーズン真っ盛りの時にじっくり撮影したい対象ですね。
この画像だけ、JPEG出力した時にうまく出力されず、暗くなってしまっていて、どうすればよいかわからず、まあとりあえずそのまま載せてしまっています。
時間に余裕があるときに再処理しようと思います。
春の銀河祭りエリア
85mmで昨年も撮影しましたが、85mmでこのエリアを撮影すると、銀河が小さくたくさん映り込み、銀河探しが楽しいエリアでしたので、再挑戦してみました。
120s、ISO800、43フレーム、5160s、SIでスタック、PIで画像処理
中央にボヤっと写っているのマルカリアンチェーンです。
このエリアは銀河が多すぎて、アノテーション付けるとえらいことになりますねw
ケンタウルスAとオメガケンタウリ
望遠鏡での撮影と平行し、85mmも向けてみました!
すると、なんということでしょう!ケンタウルスAもオメガケンタウリも、ばっちりその存在の主張が感じられるほどはっきり写ってくれました!
120s、ISO800、11フレーム、1320s、SIでスタック、PIで画像処理
画像下のほうが暗くなっているのは、ずーっと雲が通過していたからです。
撮影自体は30枚以上(1時間以上)やったんですが、雲のかかり具合的に、ちょうどよさそうな11枚のみをスタックしてみました。
なお、撮って出しのJPEGはこちら。これ見たとき、感動しました!
KenkoSE100N+AZ-GTi赤道儀モード 眼視セット
こちらで、撮影の合間を縫って眼視での観望をしました。
SE100Nは、ヤフオクで7,8千円くらいで筒だけ購入したのですが、さすが口径10cmで、オリオン大星雲はそらし目使わなくてもばっちり見えました!
この日は双眼鏡を忘れてしまったので、望遠鏡と双眼鏡で見比べることはできませんでした。
オリオン大星雲を見合た後は、大きめの球状星団とか散開星団とかを観望しました。
このセットで難点があるとすると、赤道儀モードの場合、ファインダーのついている位置的に非常につらいです。
SE100Nは経緯台本体の左側に着く前提でファインダーとか接眼部とかついています。
なので、赤道儀につけると、ファインダーをのぞくのが構造的に無理、ということがわかりました。
事後談になりますが、これもあり、家に帰ってからAZ-GTiのファームを赤道儀モードのファームから経緯台モードのファームに入れ替えしました。これでSE100Nも快適に扱えるはず。
まとめ
1年ぶりの房総半島の先っちょへの遠征となりましたが、キャンパーを買って、昼はワーケーション、夜は天体観望、という、夢を一つ叶えることができましたw
これは、ぶっちゃけてかなり良いです。
仕事自体も、環境が非日常すぎてすごい気分転換になりましたし、仕事が終わってそのまま天体観望に移れるのが最高に良かったです。
ここに限らず、ワーケーション+天体観望、またやろうと思います!