Twitterやブログで最近にぎわっているC/2019 Y4アトラス彗星に都心からチャレンジしてみました。
機材は以下の通り。
- PentaxK70+smc PENTAX-DA 200mmF2.8ED + アストロトレーサ
赤道儀なしで、アストロトレーサでチャレンジしてみました!
C/2019 Y4アトラス彗星
赤ハロがひどいですが、アトラス彗星、東京都心で望遠レンズでとらえました!
メイキング
アストロトレーサの追尾が安定せず、10s露出で25枚撮影しました。3回くらいキャリブレーションしたんですが、屋上っぽいところの場所が悪かったのか、そもそも200mmではアストロトレーサ無理なのか。
カメラ的には、キャリブレーション後は2分半追尾可能と表示されているのですが、10秒でも若干縦方向流れ気味でした。
ちなみに、アストロトレーサOFFにすると、横方向に盛大に流れるため、アストロトレーサ自体は機能していることは確認しました。
ぶっちゃけ、アストロトレーサのキャリブレーション⇒試写を繰り返して30分くらい経過してしまったので、ポタ赤セットアップしたほうが早く撮影開始できたかもです。が、キャリブレーションが一発で決まったら圧倒的な機動力のため、アストロトレーサをもう少し頑張りたいですね。
なお、撮って出しはこちらです。
まったく存在が確認できません。スタックの力、おそるべしですね。
スタック後、若干レベル補正した写真です。
この写真の中法付近をトリミングし、画像処理したものがリザルトの画像となります。
いや、しかし、東京都心でもアトラス彗星、とらえることができました!
20200328 ボーデの銀河も入れて再処理
実は半分以上のカットにボーデの銀河が画角に入ってたため、そのカットだけで再処理してみました。
左側に薄く緑色に見えるのがアトラス彗星で、右側の銀河がボーデの銀河です。
200mm+アストロトレーサでも、銀河の形くらいはとらえられることがわかりました。
屋上に出てキャリブレーション(カメラを無限大の形に振り回す)してカメラ向けるだけで撮れてしまうお手軽さはやっぱりすごいです。