お気楽天体観測

肩ひじ張らずに天文を楽しむ記録です。メイン機材はSpaceCat51、CelestronC5、SkyMemoS、CRUX140Traveler、AZ-GTi。カメラはPentaxKP、K70とZWOASI533MCP

20200402 アストロトレーサ+200mmでM51にチャレンジ

アトラス彗星チャレンジの後、このセットで引き続きM51にチャレンジしました。

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結論

東京都心でも、アストロトレーサ+経緯台Pentax ☆DA200mmのセットで銀河が写ります!

撮影

延々と、

  • 10s×15をタイマーレリーズでセット
  • ⇒1セット終了したら微動で構図修正
  • ⇒再度10s×15を撮影⇒構図修正。。。

を繰り返し、トータル250枚程度撮影しました。

そして、それを90%スタックした画像がこちら。

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さて、M51の子持ち銀河はどちらでしょう。

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なんと、手動導入に失敗し、構図がずれてしまった。。。

しかしまあ、とりあえず画面に入っててよかったです。

ちなみに、四隅の直線的な色むらは、経緯台+アストロトレーサで撮影しているために視野が回転することで起こっています。
1時間超撮影していましたので、結構回転しますね。

これじゃあわからないので、M51の箇所だけトリミングして処理しました。

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非常にノイジーですが、ぎりぎり子持ち銀河的に写ってます。

これをDenoiseAIにかけるとこうなります。

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背景のノイズがすっきりしました。ほぼ考えることなしに、つまみをちょこちょこっといじるだけでこれだけきれいになるって、DenoiseAIすごいっす。

  • 【撮影情報】
  • 撮影場所:東京都文京区自宅屋上的な場所
  • 撮影日時:2020/4/2_23時ごろ
  • カメラ:Pentax K-70
  • レンズ:smc PENTAX-DA☆200mmF2.8ED
  • フィルタ:スターリーナイト
  • 架台:微動装置付き経緯台+AZ-GTiの三脚
  • その他:O-GPS1(アストロトレーサ)
  • 撮影設定:ISO800、F/2.8、アストロトレーサ、露出10s ⇒ 合計253枚
  • 画像処理:Digital Camera Utility5でPEF⇒Tiffへ現像⇒FlatAidoProでFlat補正用画像を生成⇒DSSで90%をスタッキング⇒ステライメージでトリミング、レベル補正⇒DenoiseAIでノイズ処理

思ったこと

PentaxのRAWはPEF形式なんですが、これおwDigitalCameraUtility5でRAW現像するのがあほほど時間がかかりますね。また、時間がかかる上にTIFFなんで、アトラス彗星向けにRAW現像しているときも、ディスクフルで3回くらい止まりました。。。
昔なんとなく買った128GBのSDカードにいったん退避させたけど、これは外付けSSDとか買わないとつらいかも。(HDDは遅いので嫌ですw)

次回に向けて

10秒露出で多枚数だと画像処理がつらいので、次は20秒露出にしてみようかなと思います。
そうすると、歩留まりとかどうなるんだろうか。。。
ってゆーか、架台としては

  • CRUX Traveler-140買ったんだから使えよとか、
  • 久しぶりにスカイメモだすか、とか、
  • AZ-GTiもあるじゃん、とか、
  • 実はまだCRUXMINIもある、とか、
  • カメラは載せないけど、Nexstarの課題もあるぞ、
  • そして今回使った微動経緯台

ということは、実は架台だけで6個も持っていることなんだな、と、気づきました。

それに対し、カメラは3つ(ASI294MC、ASI224MC、PentaxK70)、鏡筒は4つ(笠井BLANCA-60SED、C5、ケンコーSE-AT100N筒のみ、手作りキット望遠鏡)、双眼鏡が1つ、星座望遠鏡1つ。

架台ばっかりだ。
架台が6個もあるとすると、載せる上物があれば、プチ観望会を開催できるな。しかも追尾できる機材を実は5個も持ってるわw

なんと、架台ばっかり買ったもんですな。。。

こう考えると、次は良い鏡筒が欲しいところです。コロナで外出できないし、何か買ってしまいそうだ。。。