お気楽天体観測

肩ひじ張らずに天文を楽しむ記録です。メイン機材はSpaceCat51、CelestronC5、SkyMemoS、CRUX140Traveler、AZ-GTi。カメラはPentaxKP、K70とZWOASI533MCP

20230517 八ヶ岳 清里高原遠征 撮影編

5/17に八ヶ岳の清里高原に遠征に行きました! 八ヶ岳は一度星撮りに行ってみたいと思っていたところ、タイミングと天気がよさそうだったため、思い切っての遠征です。

機材は以下2セットと、賞月観星の12x56APOです!

  • PentaxKP+AskarFMA135+Crux140Traveler
  • PentaxK70+Sigma18-35mmF1.8+SkyMemoS

撮影風景

前日の天気予報を見てきたこともあり、ほぼ雲がない会心の夜空でした! 南側が明るくなっていますが、本当はこの木々のくぼんでいるところに富士山が見えるはずでした。 実際、昼にはうっすら見えていたのですが、日中暑くて水蒸気がすごくて、その水蒸気が町明かりで照らされて、低空はずいぶん明るくなってしまっていました。 ただ、南側低空以外は非常に良い夜空でした!

PentaxKP+AskarFMA135でアンタレス付近

リザルトから。

PentaxKPをPCに接続し、SharpCapでLiveStackしながら撮影しました。 30s×200枚程度撮影し、状態の良い170枚くらいをDSS5.1でスタックし、PIで軽く画像処理しました。

PentaxKPをPCに接続して撮影する場合、SharpCapでのPlateSolvingができるのが非常に良いのですが、 * Mモードで最大露光時間が30s * 1枚撮影するごとに、RAWデータの転送に時間がかかり、撮影間隔が10sほどかかってしまう

ということもあり、時間にして2時間以上撮影していたはずなんですが、取れ高は、状態が悪い画像をはじいてしまうと実質1時間半となってしまいました。

今回も周辺像をチェックしたいと思います。 まず、スタックのもとになった1枚画像はこちら。 画像処理は、元画像をPIのST+HTでオートストレッチしたのみです。 そして、周辺像を切り出した画像がこちら。 ピントは、バーティノフマスクを使って中心付近の星で合わせているので、おそらくあっているはず。 そうすると、やっぱり周辺像はカタログスペックより乱れている気がするなー(カタログスペック的にはAPSCカバー) 星像もシャープでないのが気になるし。 やっぱりバックフォーカスがあっていないのかなー Kenkoのマウントアダプタ使っているのでよいはずなんだけどなー そういえば、厚さ1mmのシムリング買ったし、試してみようかなー これは、実行されるかわからない宿題ですなー

PentaxK70+Sigma18-35mmF1.8で夏の天の川

こちらもリザルトから

こちら、35㎜、F2.5で90s露出で、46枚撮影中42枚をDSSでスタックし、PIで軽く画像処理したものです。 天の川のもくもくも、中にある星雲も写っていてにぎやかですねー。この領域好きです。

そして、Sigma18-35mmは広角ズームなのに星の写りがシャープでいいです。さすがArtレンズです。

こちらの撮影風景(Pixel4a5Gで撮影)です

カメラがついているところがいびつな形をしていますが、上から順番に

  • PentaxK70+Sigma18-35mm
  • Slikボール雲台
  • NEW KDSマウントII
  • SkyMemoS

という風にセッティングしていて、写真写りがいびつですねー しかし、GooglePixelの星空撮影機能は、天の川をしっかり写しますねー

あと、今回は賞月観星APO+12x56IFでの天の川観望もしましたが、それは別記事で。

いやー、久しぶりの快晴で充実した夜でした!