お気楽天体観測

肩ひじ張らずに天文を楽しむ記録です。メイン機材はSpaceCat51、CelestronC5、SkyMemoS、CRUX140Traveler、AZ-GTi。カメラはPentaxKP、K70とZWOASI533MCP

20210927 C63らせん状星雲に何度もチャレンジ

ここ3日くらい、連日らせん状星雲にチャレンジしていました。

夜外を眺めたら晴れていて、やったーと思って機材をセットしたらダメだ、みたいなことを繰り返していました。

9/25

実は晴れ間が見えたので若干トライしたのですが、ダメでした

9/26

機材を出して電子観望始めてみましたが、すぐに曇ってダメでした。

9/27

パット見晴れ間が出ていて、そのあと雲も流れていたようですが、始まってしばらくしてから完全放置してしまったので、どれくらい雲が流れたかはわかりませんでした。

が、LiveStackでみるらせん状星雲は今までで一番良く撮れている気がします!



機材

機材は、お手軽電子観望セットの

  • ASKAR FMA135 + L-eXtreme2”+Neptune-CII
  • AZ-GTi+WO微動雲台

です。

f:id:hiroooo000:20210928134508p:plain

最近のターゲットがらせん状星雲のため、方位のみ簡単にドリフトアラインメントを実施しています。
最近慣れてきて、方位方向はOKなんですが、AZ-GTiの赤経軸が少しずつずれていく問題があり、32秒露出が限界です。
オートガイドも過去に試してみたのですが、パラメータ追い込みができず、うまくガイドできないためほおってしまっています。。。

Neptune-CIIの画像中の不明な横線

Neptune-CIIの画像で気になっているところがあります。
それは、下の画像の上側に2本線が出ていることです。
Filterの組み合わせとかを変えても出ることを確認しているので、おそらくNeptune-CIIの問題な気がしています。
他の人の記事で問題に上がっているような話は出ていないので、個体の問題なのかなー
違う対象、方向でも出るか、確認が必要です。
※こちらはSharpCapのLiveStack画像です。
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ちなみに、1枚でもうっすら見えます。
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一方、マスターダークだとこんな感じです。
f:id:hiroooo000:20210928135637p:plain

アンプグローはめっちゃ出ているんですが、線は見えない気がしています。

なんだろうなー

らせん状星雲のリザルト

32s、90枚撮影したもののスタックしたのみの画像はこちらです。

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これをWBPP⇒トリミング⇒ABE(引き算)⇒ABE(除算)⇒HT⇒TSVDenoise⇒SCNR(緑50)⇒CTの順でザクっと沿処理をしたものはこちらです。
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まあ、100%満足か?といわれると物足りないところもありますが、東京都心の自宅ベランダでも、お気楽にここまで行ける、ということで良しとします。
なんたって、撮影開始までの時間は10分(ベランダに出して、電源を入れて、木星でワンスターアラインメントして軽くドリフトアラインメント)ですから!

というわけで、らせん状星雲はゲットできました。


それよりも、Neptune-CIIの追試をせねば。。。