お気楽天体観測

肩ひじ張らずに天文を楽しむ記録です。メイン機材はSpaceCat51、CelestronC5、SkyMemoS、CRUX140Traveler、AZ-GTi。カメラはPentaxKP、K70とZWOASI533MCP

20210503 ASKAR FMA135ファーストライト -春の銀河祭り-

FMA135のファーストライトをようやくできました。

GWは緊急事態宣言ということもあり、遠出はできませんが、もともとベランダでのお気軽天体観望がテーマですし、遠出できなくても充実した時間を過ごすことができる趣味を持っていてほんと良かったと思いましたw

FMA135のファーストライトの機材セット

セットはこちら
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AZ-GTi+ASKAR FMA135+IR640Pro+NEPTUNE-CIIです!

なんつーか、全部サイトロンジャパンさんで買ってますねw

しかし、FMA135、非常に小さいですね。

赤道儀モードですが、ベランダで北極星は見えませんので、適当に北を向けるだけのセッティングです。

FMA135+IR640Pro+NEPTUNE-CIIで春の銀河祭り① M99周辺

ファーストライトとしては、M99をターゲットにしてみました。
SharpCapのLiveStackの画像です。
135㎜って広角で楽しいですね!
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こちら、Gain250、16秒、71枚のLiveStackのPNG出力の撮って出しの画像です。
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こちらをfits出力した画像をPIでSTF、HTでストレッチしたのみがこちらです。
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中央のぼんやりしているのがM99のはずです。

極軸が適当なので、15分程度でも流れてしまっていますが、お気楽なので気にしませんw

Astronomy.netでPlateSolvingした結果がこちら
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プレートソルブするとたくさん銀河が写っていることがわかります。

あたらためて写真の中の銀河を探すのも楽しいですね!

なお、露光時間が短くてM99が解像していませんが、気にせずザクザク行きます!

FMA135+IR640Pro+NEPTUNE-CIIで春の銀河祭り③ M89周辺

続いて、M89周辺です。同じくPlateSolving結果を添えて。
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Gain250、15秒×173フレーム⇒約43分のLiveStack画像をfitsで出力し、PIでSTF⇒HTでストレッチを実施したのみです。

この範囲にも、大きめの銀河であるM58、M87、M89、M90が写っていてにぎやかです。

極軸がちゃんとあっていて、もっと露光したら、IR640Pro付けててもM87のジェットも写るんでしょうかね?

FMA135+IR640Pro+NEPTUNE-CIIで春の銀河祭り③ マルカリアンチェーン周辺

続いて、銀河祭りの代表格のマルカリアンチェーンです!同じくPlateSolving結果を添えて。
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Gain250、15秒×130フレーム⇒約32分のLiveStack画像をfitsで出力し、PIでSTF⇒HTでストレッチを実施したのみです。

さすが、このエリアもにぎやかですねー

FMA135+IR640Pro+NEPTUNE-CIIでM5

春の銀河祭りのあたりが向かいのビルに隠れてしまう時間になってしまったので、趣向を変えてM5を入れてみました!
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Gain250、3.75秒×554フレームのLiveStack画像をfitsで出力し、PIでSTF⇒HTでストレッチを実施したのみです。
中央部等倍切り出しはこちら!
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135㎜の望遠鏡?で撮影した割には、なかなか解像している気がします!球状星団もなかなか楽しいですね!

雑感

FMA135mmは広角でかなり楽しい鏡筒ってことがわかりました。
今回はセンサーサイズが1/1.8インチのNEPTUNE-CIIで観望しましたが、センサーサイズの大きいカメラと合わせたらより広角であることもメリットが出そうなので、次回はASI294MCで電子観望か、PentaxK70で撮影してみたいと思います!

また、メイン赤道儀のCrux140Trが戻ってきたら、オートガイド有で夏の天の川の星雲を取ってみたいですね。

FMA135、余計なものを買わずに発売まで待って本当に良かったです!
非常に楽しい鏡筒です!


ーーー当日の模様のTweetです。