お気楽天体観測

肩ひじ張らずに天文を楽しむ記録です。メイン機材はSpaceCat51、CelestronC5、SkyMemoS、CRUX140Traveler、AZ-GTi。カメラはPentaxKP、K70とZWOASI533MCP

20210111 フラット撮影後の再処理 -オリオン大星雲、馬頭星雲-

重い腰を上げて、フラットを撮影してみました。
これまでフラット処理はうまくいったことがあまりなく、諦めてしまっていたところもあったのですが、今年の目標として設定しましたので、さっそく取り掛かってみました。

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光源には、AndroidタブレットのソフトTablet FlashLightをインストールして使いました。
play.google.com

フラット撮影は、カメラASI533MCProでSharpCapを使い、Gain0、露出3.2s、60枚で撮影しました。

1/9撮影 オリオン大星雲の再処理

撮影したフラットも含めて、1/9に撮影したデータをPIでWBPPで処理した直後にSTFしただけの結果がこちら!
左がフラットありで、右がフラット無しです。
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フラット処理、成功したといってもいいでしょう!やったー!目標1個達成w

というわけで再画像処理です!今回、以下の流れで処理をしました。

  • PIでWBPP(フラットあり、ダークあり)
  • STF
  • ABE(FD:1,Subtraction)
  • HT
  • DeNoiseAIでノイズ処理(DeNoise)
  • SI8でLab色彩調整(Blueのみ1.5)

DeNoiseAIでは、3シュルのノイズ処理の結果を並べて見れますが、今回はLowLightを採用。パラメータは画面の通りです。
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そして、今回のリザルトはこちら!過去最高のオリオン大星雲になりました!
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12/25撮影 馬頭星雲の再処理

昨年末に撮影した馬頭星雲も再処理してみました。
再処理の流れはオリオン大星雲と同様です。

結果はこちら!
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フラットの影響よりも、SI8でのLab色彩調整での色調整が効いていそうな気がしますが、前回よりもいい感じに処理ができている気がします。


フラット処理がうまくいったので、ほかの撮影画像も再処理してみたいと思います!