お気楽天体観測

肩ひじ張らずに天文を楽しむ記録です。メイン機材はSpaceCat51、CelestronC5、SkyMemoS、CRUX140Traveler、AZ-GTi。カメラはPentaxKP、K70とZWOASI533MCP

20200501 2020年初の惑星観望

5/1深夜の低空昇りたての惑星を観望しまいた。

自宅ベランダだと、惑星は昇ってきてすぐに向かいのビルに沈み、南中を迎えるころに再度見えるようになるんですw

機材

惑星用機材はAstroStreetのフリッピミラーで、眼視とCMOSカメラを切り替えられるようになっています。
惑星は都心でも模様がわかって楽しいので、眼視したいですからね。
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  • 鏡筒:CelestronC5+AstroStreetフリップミラー+Celestron 8mm-24mm ズームアイピース
  • カメラ:ZWO ASI 224MC
  • 架台:AZ-GTi

木星

眼視では、低倍率ではガリレオ衛星+本体の模様がちゃんと見えました。高倍率にすると揺らぎがきつかったですねー。低空だとしょうがないですね。
撮影した画像はこちら。色の調整がうまくいっていないです。

土星

久しぶりの土星です!土星はやっぱり見栄えしますね!
眼視でもカッシーニの空隙は見えませんでした。

画像処理

スタックは3000枚撮影してAS2で50%スタックしています。
今回、初めてDrizzleを設定してみたのですが、Drizzleすると、スタック後の画像サイズが大きくなるんですね。3.0Xでスタックした結果が上の画像となりますが、Drizzleしない場合と比べて、細かい模様がいくらか浮き出てきています。
※知っている人には当たり前の話かとは思いますが。。。
スタック後はRegiStaxでウェーブレット処理で模様を強調しました。

AZ-GTIのポイントアンドトラック機能

今回、AZ-GTiの惑星観望の際に初めて使いました。
使い方は簡単で、

  1. AZ-GTiを設置し、電源ON。北向き水平だしはしていません。この日は望遠鏡は概ね木星を向け(南東)高度15度くらい
  2. SynScanProを起動し、メニューの「天体」⇒「太陽系」⇒「木星」を選択
  3. SynScanProで微動し、眼視で視野の中央に手動で導入
  4. ポイント&トラックを押す

これで、追尾性能は決して良くありませんが、C5焦点距離1250mmでしばらくは視野に留めてくれます。

AZ-GTiのアラインメントの種類とかやり方はこちらの記事が非常にわかりやすいです。
m-lambda.blogspot.com

雑感

自分としても惑星シーズンスタートです。
太陽撮影/惑星撮影用に3倍バローレンズも購入したし、今後トライしたいです。
去年よりも良い写真が撮れるといいな。