お気楽天体観測

肩ひじ張らずに天文を楽しむ記録です。メイン機材はSpaceCat51、CelestronC5、SkyMemoS、CRUX140Traveler、AZ-GTi。カメラはPentaxKP、K70とZWOASI533MCP

20180720 23時半ごろのM17オメガ星雲

M17は、最近のSkyMemo+TAKUMAR200mm/F4の撮影・画像処理の練習台になってます。最近SkyMemoの扱いにも慣れてきて、北極星の見えないベランダでも、南天付近の天体なら30秒程度まではおおむね点像で取れるようになってきました。

それより、撮影後の画像処理が課題です。昨日までは、

RAW現像⇒DeepSkyStacker⇒DigitalPhotoProfessional

の流れでやっていたのですが、被りがひどく、うまく星雲をあぶりだせなかったため、今日はFlatAidoを初導入し

RAW現像⇒DeepSkyStacker⇒FlatAido⇒DigitalPhotoProfessional

でやってみました。※FlatAidoはProではなく、フリーの最新版です。

FlatAidoの「星領域強制判定濃度」の値を、M17が周辺まで含め残るギリギリの設定まで下げて、星像検出、星像消去、補正実行し、出力されたファイルをDigitalPhotoProfessionalで編集したところ、これまでで一番見栄えがする画像となった気がします!

M17の赤がこれまでで一番出ている気がするので。しかし、M17の一番明るいところはちゃんとあぶりだせているけど、淡い部分はあるのかないのかわかりません。露出がたりてないんだろうな。

■撮影条件 SkyMemos+TAKUMAR 200mmF4(F8)+FUJIFILM X-A1 ISO400 20s×25枚 DeepSkyStackerでスタッキング FlatAidoでフラット補正 Canon Digital Photo Professionalでトーン調整後、クリッピング

ちなみに、DeepSkyStacker後FlatAido前の画像はこちら

FlatAido後の画像はこちら。 星領域強制判定濃度を69に設定し、実行しています。

中央下に被りが残ってしまっているのですが、これ以上判定濃度をあげると、M17の星雲自体が消えてしまうため、69がギリギリでした。

FlatAidoおそるべしです。これは便利だw