お気楽天体観測

肩ひじ張らずに天文を楽しむ記録です。メイン機材はSpaceCat51、CelestronC5、SkyMemoS、CRUX140Traveler、AZ-GTi。カメラはPentaxKP、K70とZWOASI533MCP

20230102 撮り初めのZTF彗星

あけましておめでとうございます。

昨年は、月に1回の天体観望を目標にしながら、全然達成できませんでしたw

特に、12月から抗がん剤治療が始まり、また家族がコロナ罹患する、という事件もあり、星活動は全くできませんでした。
抗がん剤治療は3月末まで続くのですが、お医者さんが正月は休憩期間としてくれたことで、ちょっと体力も回復し、動けるようになったので、巷で噂のZTF彗星にチャレンジしました!

今回は、昨年末に自分へのご褒美として購入したO-GPS2とPentaxKP、レンズはAskerFMA135です。
PentaxKPとAskerFMA135は、組み合わせて撮影するのが初めてなので、ちょっと楽しみでした!

O-GPS2は、キャリブレーションが爆速になったという噂でしたが、この噂は本当でした!
O-GPS1の時は、30秒から1分くらい、カメラを振り回す儀式(キャリブレーション)をしていましたが、O-GPS2の場合、おおむね10秒以内にキャリブレーションが完了する印象です!
これはいい買い物でした!

目覚ましを1月2日の3時50分にセットし、無事に起床でき、また天気も良好だったので撮影決行です!

リザルト

  • 撮影機材
    • カメラ:PentaxKP+O-GPS2
    • レンズ:AskerFMA135+サイトロンCBPフィルタ
    • マウント:AcuterAZポータブルマウント
  • 撮影条件:SS60s、ISO400、アストロトレーサON、20枚撮影し、SIでスタック、PIでABE+αで軽く処理
  • 撮影場所:東京都文京区の自宅マンションの屋上

まず全体像です。

アストロトレーサで追尾しているため、周辺は流れていますが、中央はまあまあ点像で、自分的には及第点です。

中央をクロップしたものはこちら!

ちゃんと写ってます!よかったー

ただ、都心の光害まみれの空では、CBPを挟んで撮影しても、60秒ISO400での撮って出しはこんな感じで真っ青です。

こちらの撮って出しの1枚を軽くPIで処理したものがこちら。

やっぱり、1枚だとちょっと彗星が弱いので、20枚撮影できてよかったです。

撮影風景:PentaxKP+O-GPS2+AskerFMA135+AcuterAZポータブルマウント

Acuter AZポータブルマウントはちょっといろいろ付けていて、上から順番に

  • カメラ+アルカスイスプレート
  • アルカスイスクランプ+Slik自由雲台+アルカスイスプレート
  • アルカスイスクランプ+Acuter AZポータブルマウント

という形で設置しています。

こうすることで

  • アルカスイスを挟むことで、機材の付け外しが圧倒的に楽になる
  • AcuterAZポータブルマウントにカメラを直接つけると、画角が固定されるが、自由雲台を挟むと画角の設定の柔軟性がかなり上がる

というメリットがあります。

また、こちらの機材での追尾

  • 撮影中:アストロトレーサ
  • 撮影間:AcuterAZポータブルマウントの微動を使って手動で位置合わせ直す

ということを、やって、20枚撮影しました!

今は松葉杖を使って歩いている状況で、重い機材を運ぶことができないため、今回は赤道儀は諦めてAcuterAZポータブルマウントで手動追尾(というか、撮影ごとに位置合わせ直す)ということをやりました。
文字で見るとうまくいかなそうな雰囲気もありますが、アストロトレーサが良い感じに追尾してくれるので、リザルトくらいの画像は連続で撮影できます!

なお、今回のZTF彗星の導入は、かんむり座の近くだったので、まずカメラのライブビューでかんむり座αを導入し、そのあと微動でZTF彗星があるあたりまで移動させ、テスト撮影をして存在位置を確かめて、微動でセンタリングする、ということで導入しました。
かんむり座がわかりやすいので、今回の導入は10分くらいでいけたと思います。メイン機材では自動導入+プレートソルビングですが、広角、且つわかりやすい天体であれば手動導入でもなんとかなりますね。

あと、この機材の何よりのメリットは、軽量であることですね!
全部合わせても4Kg切っていると思います!非常にお手軽に持ち運びできます!

今年の抱負

あと3か月以上松葉杖生活となりそうなので、あまり無理せず天文の趣味を続けて、松葉杖が取れたら遠征したいです!
目標になっていないなー
年初一発目に撮ったのが彗星だったので、彗星を暗い空で撮影してい見たいですね!

あとは、なんにしても地獄の抗がん剤治療を無事に終えて、問題が発見されないことが、一番の目標です!
自分、頑張れ!

2022年11月8日の皆既月食

実は、9月中旬に、脛にがんが見つかり、10月中旬に入院し、切除手術をしました。
今は松葉杖生活で、もう少ししたら今度は抗がん剤治療が始まるかも、という、突然の人生のビックイベントに真っ只中。

このような状況のため、9月10月は天文から遠ざかっていたのですが、皆既月食は天気さえよければ遠征不要でどこでも見える、ということで、入院前から非常に楽しみにしていました。

今回の機材です。ベランダに展開しています。松葉杖で歩けるように、ビニールシートを敷いたりしていますw


  • 左:ACUTERの微動付き三脚にPentaxKP+21mmF/3,2リミテッド
  • 右:AZ-GTi(経緯台モード)+CelestronC5+ASI294MC

ここには写っていないですが、手持ち機材として、PentaxK70もありました。

これで皆既月食の観望、撮影に臨みました!

マイベストショット:PentaxKPで撮った皆既月食と東京の夜景


PentaxKP+21mmF3.2リミテッド  f/3.2、1/3秒、ISO1600

こちら、マンションの屋上からの撮影です(ベランダではないw)
今回撮影したいろいろの中でも、一番のお気に入りの写真です。

PentaxKPで撮影した皆既月食

機材を設定したのちに、左のセット、KP+21mmリミテッドで撮った月の出の前のベランダからの1枚

天気もいい感じで、天体ショーがスタートです!

月が昇ってきたところです。

ここから、KPでは比較明合成向けの写真を連続して撮っていったわけなんですが、撮り方を調べずにテキトーにやったら、途中で失敗していることに気づきましたw
おそらく正しくは、皆既月食の時に、月が暗い状況でも写るくらいの設定で設定を固定し、月蝕開始前から撮影開始するんでしょうけど、都度設定を変えてしまったので、なんかつなげたときに微妙な感じになりました。
が、まあ、これも勉強ですw
次の機会では、この教訓を生かしたいです。
途中でうまくいっていないことに気づいたので、連続撮影は途中でやめてしまいましたが、途中前でを比較明合成したものがこちら。

次に向けては、東京であれば、これくらい設定で最初から取れるとよさそう。
21mmF3.2リミテッドレンズ 条件:f/4、1/8秒、ISO3200

ISOを3200⇒1600に落として、露出を倍に上げられればよさそうな気がしますね。もしくはもう少し開放するか。
まあ、東京の夜景の写り具合がこれくらいになると、皆既月食の弱い光の月もこれくらい写る、ということの基準の1枚になるかなと思います。

この後、屋上に移動し、何枚か撮影したうちの1枚が、最初に紹介したベストショットです。

CelestronC5で撮影した皆既月食

CelestronC5は焦点距離が1250mm、F/10の望遠鏡です。これにセンサー細部が4/3のASI294MCを装着し、皆既月食の連続撮影に挑戦です。


C5越しに見る皆既月食

この写真は、拡大すると月の模様がちゃんと見えたりしますw

架台には雑に設置したAZ-GTiを使っていて、アラインメントはしましたが、5分~10分に1回くらい、画角の調整が必要でした。
SharpCapのExperimentalな機能で太陽とか月とか追尾できそうな機能があり、試してみたのですが動かず。
これどこかでまじめにいじってみたいですね。

SharpCapでの皆既月食です。

C5では、1分に1枚のペースで撮影をしました。膨大に撮影した画像が残りましたが、まとめるとこんな感じです!

こうやってまとめると、すごい良い感じです!

各画像はPixInsightでFits⇒Jpegに変換したのみで、大した画像処理はしていません。


真ん中の写真はこちらです。食前の天王星が左したに写っています!

天王星食の瞬間も撮影できていました!

一方、天王星食の終わりは明るさの問題で撮れていませんでした。
が、皆既月食と天王星を一緒にとらえる、ということが目標の一つだったので、無事達成です!

おまけ。久しぶりの木星

木星が煌々と輝いていたので、木星も撮影してみました!

感想

自身としては、がんが見つかり、手術をして松葉杖生活、というところで、本当にこの皆既月食を楽しみにしてきたので、天気が晴れて本当に良かったです。
また、失敗もありつつ、自分としては満足のいく写真も撮れたし、何より天文のビックイベントにリアルタイムで参加できたのが本当に良かったです。

松葉杖での重い機材のセットアップは無理なので、しばらくはAZ-GTI+ASKER135あたりで、最近疎かだったベランダ天体観望の再開かなー
しかし、抗がん剤が始まったら、体調的にそれも無理になってしまうのかなー
少なくとも、オリオン大星雲とか、お手軽に電子観望するだけでも気分的にもいいかなー
と、先を考えると不安にもなりますが、とりあえず久しぶりの充実な天体観望となりました。

SharpCapでPentaxKPをASCOM Camera Driver For DSLRで使う(備忘録)

SharpCapでPnetaxKPをASCOM Camera Driver for DSLRで使うための手順とか関連情報を備忘的に残します。

===2023/4/10に修正・追記しています。===

まず、一にも二にも、ソフトを開発してくださった水平対向型フレンズ(flat_engin)さんに感謝です!

当方は、こちらのスレッドを見て知りました。



0. カメラの撮影モードダイアルをマニュアルに設定

DSLRで接続するカメラは、あらかじめマニュアルモードに設定しておきましょう。

1. ソフトインストール

以下のサイトからインストーラーをDLしてインストール
github.com

2. カメラのモードをPTPモードに変更

USBで接続した場合のモードをPTPモードに変更します。

3. PentaxカメラをPCに接続、電源オン ※2023/4/10修正・追記 ※2023/5/11追記

カメラは

  • マニュアルモード
  • SDカードは抜いて
  • もしくは、空のSDカードを入れて
  • カメラの画像保存設定はRAWorRAW+JPEGに設定 ※JPEG設定では動作しないとのKiyochanさんからのコメントあり。


電源を入れずに、USBケーブルでPCにカメラを接続します。

SDカードを抜く理由は、写真が大量に入っているSDカードをカメラに入れたまま接続すると、動作がもっさりするからです。

マニュアルモードにしないと、シャッター速度とかISOとか、SharpCapでいじっても反映されません。

また、当方のKPでは、Bulbモードでは動作しませんでした

その後、電源を入れた際に、PCから認識されることを確認します。
※USBメモリやSDカードを接続した場合と同じようなWindowsの通知が出るはずです

(参考)カメラがUSB接続で認識されているかの確認方法

カメラが接続されて認識されているかどうかは、デバイスマネージャから確認することができます。
接続されている場合、以下のような形で見えます。


4. SharpCap4を起動し、カメラに接続

メニューから、DSLRカメラを接続します。

すると、DSLR設定画面が表示されます。


(参考)DSLRの2つのモード

先ほどのキャプチャの通り、DSLRには2つのモードがあります。
通常モードとLiveViewモードです。
SharpCapでのDSLRの設定変更は前述の通りで、設定を初期化し、再設定する形で実施します。

5. DSLR通常モードで接続

通常モードの設定はこちらです。

Connection methodを「PentaxSDK」に設定し、OKを押します。

こちらで接続すると、30秒から1分くらいで接続が完了し、シャッターが切られ、画面が表示されます。

こちらの色がおかしいのは、色のバランスをとる前の画像だからです。
LiveStackの稲妻アイコンで調整すると、きれいに色も出ます!

(参考)SharpCap4で確認した動作

SharpCap4+DSLR+PentaxKPでは、以下の動作を確認しています。

  • シャッター速度の変更
  • ゲイン(=ISO)の変更
  • LiveStackの実行、稲妻アイコンによる画像調整
  • LiveStack時のファイル保存

(参考)DSLRの安定性 2023/4/10修正

安定性は、正直安定しない感触です。
基本、一回接続を切ったら、それが正常であれ異常であえ、カメラの電源を切って、ケーブルを外して、プロセスも強制終了、という形の運用を取らざるを得ない感触です。
それでも、DSOカメラではなく、Pentaxカメラで電視観望できるのであれば、この不便さを受容してもいいかも、と思わせてくれますねw
特に、広角で撮影した夏の天の川のLiveStackとか、ちょっと見てみたいです。

SDカードを抜いて動作させたら、安定・軽快に動作するようになりました!

とはいっても、ZWO等のUSBアストロカメラよりは、シャッター動作やファイル転送のラグがあります。

(参考)DSLRを使った撮影の動作速度 2023/4/10修正

体感的には、カメラのシャッターが切られてから画像が表示されるまで、10秒弱ほどかかっているようです。(何枚か雑に計測しました)

これは、主に、以下で時間がかかっているのではと推測しています。※勝手な推測です。

  • 通常の撮影の後処理時間
  • カメラからPCにマイクロUSBインタフェース経由でRaw画像を転送することにかかっている時間

画像転送には10秒ほどかかりますが、電子観望には影響ないレベル感だと思います。
※露光時間+10秒、余計に時間がかかることにはなりますが。

軽快になりました。シャッターを切ってから、2,3秒のラグで画像が表示されている感覚です。
これは、マイクロUSBで50M近くのRAWデータを転送するのにかかっているのでは?と思います。
TypeCだったらもっと早かっただろうに、と思ったりしますね。

!!重要!!トラブルシュート時や、DSLRの設定を変更する際に初期化する方法

SharpCapの場合、初回はDSLRの設定画面が出ますが、以降は記録され、設定を変更することができないです。
そのため、DSLRの設定を変更するためには、インストール時にショートカットがデスクトップに配置された、「ClearDSLRSCProfile」を実行し、レジストリに記録された設定を消去し、再設定する、という方法をとる必要があります。

SharpCapのカメラコントロールペインから設定画面を出すことができます。

また、設定の初期化は、インストール時にショートカットがデスクトップに配置された、「ClearDSLRSCProfile」を実行し、レジストリに記録された設定を消去し、再設定する、ということで実施することができます。

このアイコンをダブルクリックし、はいをクリックすると、実行され設定が初期化されます。

!!注意!!
試行錯誤したり、エラーで再接続する際は、事前に以下の作業を行い、きれいにしてからリトライすることをお勧めします。

  1. USBケーブルを抜く
  2. カメラの電源をOffにする
  3. SharpCapを停止する(トラブルの場合、大体正常に停止できないため、タスクマネージャから強制終了する)
  4. (必要に応じ)前述の「ClearDSLRSCProfile」でDSLRの設定をクリア

7. DSLRのLiveViewモードで接続

DSLRにはLiveViewモードもあります。
DSLRのConnecttion Methodを「PentaxSDK」に、またLiveViewModeをオンにしてOKします。

すると、LiveViewモードで接続できます。
※OKを押してからSharpCapの画面が表示されるまでには、30秒から1分ほど待つ印象です。

カメラ側がStillモードの場合(LiveViewモードでない場合)、以下のような画面が出ます

この時に、ライブビューメニューを選択すると、LiveViewが開始します。

LiveViewモードの場合、サイズが720x480の画像のため、動きが軽快のようです。
ただ、SharpCapで使う目的は電子観望/LiveStackだと思いますので、LiveViewモードだとせっかくのAPSCサイズのオリジナル画像が縮小されてしまうため、使う機会はないかもしれないです。
撮影中、PCで縮小が面でLiveStackを楽しんで、カメラにはオリジナルの撮影された画像が残り、後ほど画像処理、みたいなスタイルだと、利用シーンもあるのかもですね。

8. PentaxKPの電子シャッター設定の有効性⇒あまりよくなさそう

DSLRで接続してSharpCapで撮影開始をすると、ひたすらにメカニカルシャッターが切られていきます。
これは、音も気になりますし、HWの寿命的にも気になります。
そこで、カメラ側で以下の設定を実施すると、メカニカルシャッターが切られなくなることがわかりました!

  • LiveViewモードにする
  • 電子シャッター設定にする

電子シャッターにしても、若干機械音がするのが気になりますが、「バシャ!」というシャッター音はなくなったので、機械的には良いはず。

一方、電子シャッターで撮影を続けていたら、温度計アイコンが付き、撮影が止まってしまいました。
LiveView+電子シャッターだと熱を持ってしまうのかもしれません。
これだと、シャッターは切らないですむけど、別な意味でHW負荷がかかってしまっているのかもしれなく、なかなかどうするべきか悩ましいところですね。。。
また、LiveViewだと液晶が付きっぱなしになるため、電池消費も激しそうで微妙です。

まとめ 2023/4/10修正

現時点では動作は安定しないところもありますが、これでPentax機を使い、SharpCapでの電子観望/LiveStackが出来たら、感動しそうですw
しばらく天気があまりよくなさそうなのですが、天気を見て是非試してみたいところです。

あと、最後ですが、改めて、ソフトウェア開発者の水平他行型フレンズ(flat_engine)さんに感謝です!

20220826 初の伊豆高原遠征

新月期の8/26(金)に休暇を取得し、車中泊での1泊2日での伊豆高原遠征にチャレンジしました!

端的に、伊豆高原は遠かったし広かったですw
まずは成果から。
貼りりまわった割には、天気に恵まれず、成果は2枚です。

天の川と機材

自分としては今シーズン1の天の川+愛機(愛車)が撮れました!

  • PentaxKP+アストロトレーサ+Limited 21mm f3.2
  • アストロトレーサ1枚撮り。60s、ISO1600、F3.2。撮って出しJPEGをPIで軽く処理

全天の天の川

こちら、空いっぱいに広がった夏の天の川を魚眼10mmで撮影しました。
うん、広がっていていい感じ!

  • PentaxKP+アストロトレーサ+FishEyeZoom 10-17mm
  • アストロトレーサ1枚撮り。10㎜、120s、ISO1600、F3.5。撮って出しJPEGをPIで軽く処理

旅の行程

行程は以下の通りで、約24時間で420km走破しました!

26日の行程

  • 東京出発
  • ⇒東名
  • ⇒新東名
  • ⇒伊豆縦貫自動車道
  • ⇒道の駅 伊豆 ゲートウェイ函南
  • ⇒西伊豆スカイライン 19時過ぎにようやく進入
    • 本当は日没前に着きたかったが、途中SAに寄ったり道の駅に寄ったりコンビニに寄ったりして道草していたら、スカイラインに入ったタイミングではすでに真っ暗になってしまっていました。
    • また、途中の駐車場で写真撮影したかったが、天気が曇りのため、トライしつつ通過しています。
  • ⇒土肥峠⇒風早峠⇒酷道59号⇒国道414号
  • ⇒道の駅天木越え
    • 夜の道の駅を一瞥し、天体観望スポット的なものがなかったため次の目的地へ。。。
  • ⇒国道414号⇒酷道59号⇒県道12号⇒伊豆スカイライン⇒県道111号
  • ⇒天城高原ハイカー専用駐車場 22時頃到着
    • 到着したら、全天の8割が晴れている状況で、PentaxKP+アストロトレーサで撮影開始
    • 1時間半ほど晴れ間が出ていたが、その後曇り始めたため、赤道儀等は出さずに24時ごろに撤収
  • ⇒県道111号⇒伊豆スカイライン⇒熱海箱根峠線
  • ⇒道の駅 箱根峠に26時に到着し、車中泊

27日の行程

  • 8時半ごろ起床
  • ⇒絶景日帰り温泉 竜宮殿で入浴
  • ⇒芦ノ湖湖畔の定食屋でワカサギフライ定食を食し、帰路へ
  • ⇒箱根新道
  • ⇒小田原厚木道路
  • ⇒東名⇒首都高⇒帰宅

まとめ

伊豆高原は夜しかいなかったので、伊豆高原自体は全く楽しめなかった(峠道がただただ続いて運転が大変だった)ですが、天体観測の有名スポットの駐車場にも行けて、晴れ間で天の川も撮影できて、車中泊もして温泉も入れて、充実はしていました!
が、正直もう伊豆高原が良いかも。。。

20220729 久々の天体観望で千葉房総半島先端へ遠征!

天気とかタイミングとかが合わず、実に3か月半ぶりの天体観望となりました!
ほんと久々の遠征です。
というか、平日仕事が忙しすぎて、ベランダで天体観望しようという気が最近起こらなくなってきてしまいました。。。
ということで、房総半島の先っちょに遠征に来ました!

到着したら、なかなか晴れており、テンションが上がります。

と思っていたら、夕暮れ時、不思議な空に。。。大丈夫だろうかと思いつつ機材をセッティングし、日が暮れたらこの空です!


GooglePixel4a(5G)天体撮影モード

雲はなく、ばっちり天の川写ってます!


PentaxKP+魚眼ズームレンズ 10mm+アストロトレーサで広角で天の川

もう、久しぶりの天体観望で、サイコーです!
こちら、PentaxKPに魚眼ズーム+アストロトレーサ付けて、60s露出の撮って出しです。
天の川、肉眼でも見えてました!

PentaxKP+魚眼ズームレンズ 17mmで機材と天の川

機材にフォーカスして、背景をぼかすの術

PentaxK70+ Sigma18-35mmの35mm:さそり座カラフルタウン周辺

なんと、1カットに流れ星が映り込んでいました!
PentaxK70+Sigma18-35mmの35mm、f2.5、ISO200、120s、1枚をPIで軽く処理
赤道儀:SkyMemoS+AZ-Protoセット

PentaxK70+Sigma18-35mmの35mm、f2.5、ISO200、120s、26枚をPIでスタックして軽く処理

PentaxK70+ Sigma18-35mmの35mm:夏の天頂付近の天の川

PentaxK70+Sigma18-35mmの35mm、f2.5、ISO400、120s、28枚をPIでスタックして軽く処理
あまり色が出ませんでしたw

PentaxKP+Samyang85mm:こと座!

こと座をまるごと85mmの画角で撮影!もっと映えるかと思いきや、意外とそうでもなかったです。ソフトフィルタとか付けたらよかったかな?
PentaxKP+Samyang85mm、f2.5、ISO800、60s、30枚をPIでスタックし軽く処理
赤道儀:SkyMemoS+AZ-Protoセット

PentaxKP+Samyang85mm:北アメリカ星雲とかペリカン星雲とか

35㎜で撮った画角を85㎜でも撮るという、かぶりまくりの画角ですが、これはこれで撮ってみたかった画角でしたので問題なしw
PentaxKP+Samyang85mm、f2.5、ISO800、120s、44枚をPIでスタックし軽く処理
赤道儀:SkyMemoS+AZ-Protoセット

Asker135+ASI533MCP : わし星雲とオメガ星雲

こちら、135mmと広角で、夏の天の川でも有名な星雲である、オメガ星雲とわし星雲を1枚に収めた画角です。
ピントが若干ズレていて、周辺画像のゆがみがひどいですが。。。
Asker135+ASI533MCP、Gain100、120s、21枚をPIでスタックして軽く処理

Asker135+ASI533MCP : アンドロメダ銀河

こちらも広角で収めたアンドロメダ銀河。これまではSpaceCat51:250mmで撮影していましたが、少し引いて広角で撮影してみています。
同じくピントずれが気になる一枚です。。。
Asker135+ASI533MCP、Gain100、120s、32枚をPIでスタックして軽く処理

その他失敗作

Asker135で網状星雲とか、三裂星雲とかも撮影したのですが、ピンボケが激しく、画像処理してもつらい気持ちになったので、没としています。

感想

久しぶりの天体観望で、夜中肉眼で天の川が見え続けるような環境で、一晩たっぷり星空を楽しむことができました。
若干ガスっていた気もしますが、コンディションは良かったと思います。
撮影できた画像は、過去最高!というほどではなかったですが、最近星活動できていなかったため、久々の星活動となり、流れ星も写っていて、ほんと充実した夜でした!

今回のベストカットは、流れ星が映り込んでいたさそり座周辺かなー

ほんと、毎月新月期あたりは夜空を楽しみたいです

20220408 七里川温泉RVパークでワーケーション+夏の天の川

七里川RVパークでワーケーションをして、夜に天体観望をしました!

AMは移動で、13時から19時半まで、こちらの車で(ドアは開けっ放しで網戸で)ずっと打ち合わせでした。
外の空気を感じ、気持ちよかったです。
f:id:hiroooo000:20220408173041j:plain

同僚4人で来ましたが、2人は外で仕事してましたw
f:id:hiroooo000:20220410220436j:plain

夕方に、打合せで聞いていればよい打合せで、話を聞きながら機材のセッティングを始めたのですが、
4セット同時撮影できるように機材を持っていったのに、

  • カメラを乗せるアリ型プレート
  • NanoTrackerの電池ボックス

の2つを忘れ、2セットでしか撮影できない、ということが夕方に判明。

当日朝にバタバタ準備したんですが、当日は準備はだめですね。。。反省。。。

さて、仕事が終わった後、七里川温泉の宿の炉端で晩御飯を食べ、温泉に入り、PM22時。
温泉終了後に天体観望開始、と思ったら空の8割くらい雲が流れていている状況。

しかし、予報は晴れだったので、同僚と焚火をして(このRVパークは焚火OK)だべって晴れを待ったところ、25時半ごろから晴れてきました。

さすがに深夜回っていたので、望遠鏡はやめて、

  • 同僚のPentax K3+FA77limited + SkyMemoS
  • 自分のPentax KP+Sigma18-35mm Art + アストロトレーサ

の2セットで撮影を開始しました。

自分のPentaxKP+Sigma18-35mm+アストロトレーサで夏の天の川

忘れ物の影響+同僚にはSkyMemoSで初めての赤道儀撮影を体験してもらうため、自分はアストロトレーサで夏の天の川を撮影しました!

まず広角(18mm)で夏の天の川
f:id:hiroooo000:20220410222453j:plain

  • PentaxKP+SigmaArt18-35mmF1.8、F2.5、ISO800、120s、アストロトレーサ
  • PIでST⇒HT⇒CT(彩度を若干持上げ)のみ

夏の天の川です!アストロトレーサでほぼ撮って出しです!
120秒1枚でも、結構いい感じに写ります!。2分の追尾のため地上風景は結構ブレてますが、映り込んでいる気とか山とか、ちょっと雰囲気があって個人的には好きですw

こちらの場所は千葉の房総半島の真ん中あたりにあるのですが、駐車場に煌々と照るライトがあるのですが、そこを視線から外せば、肉眼で天の川が見える空の暗さでした。
同僚も、肉眼で天の川を認識したことがなかったらしく、写真と見比べて感動してましたw

次に、35㎜で天の川中心とアンタレス付近を拡大f:id:hiroooo000:20220410220540j:plain
こっちはアストロトレーサがキマらず、上下に星像が伸びてしまっていますが、引いてみたらわかりません!w
画角も狙ったところからずれてしまっていますが、このカットは是非赤道儀に載せて長時間露出したいところです。
が、アストロトレーサ1枚でも、ここまで写るんです!
なかなかのもんですねー
アストロトレーサーType2、KPにも来ないかなー


同僚のPentax K3 + FA77limited + SkyMemoS で アンタレス付近と夏の天の川の中心

実は、同僚は天体撮影を初めてで、SkyMemoS+自由雲台で初めての天体撮影を体感してもらいました!

同僚はカメラとレンズを持ってきて、自分がSkyMemoSとかレリーズとかを貸してあげて、アンタレス付近と夏の天の川の中心を撮影しました!

まず、アンタレス付近のリザルトはこちら!

  • Pentax K3
  • FA77Limited f2.5、ISO400、120s×13枚=26分露光
  • SI9でスタック、PIでABE(かぶり補正)⇒ABE(周辺減光補正)⇒ST⇒HT(ストレッチ)⇒CT(若干彩度を持ち上げ)

同僚、初の天体写真は大成功です!
なお、撮って出しはこんな感じでした。
f:id:hiroooo000:20220409012459j:plain


続いて、夏の天の川の中心です!
f:id:hiroooo000:20220410224537j:plain

  • Pentax K3
  • FA77Limited f2.5、ISO400、120s×13枚=26分露光
  • SI9でスタック、PIでABE(かぶり補正)⇒ABE(周辺減光補正)⇒ST⇒HT(ストレッチ)⇒CT(若干彩度を持ち上げ+色調整)

アンタレス周辺より青はろが目立ってしまっていますが、干潟星雲~三裂星雲~オメガ星雲と、メジャーな星雲が写る楽しい領域ですね!
こちらも、翌朝サクッと処理をして見せたら感動していましたw
さて、この経験で、同僚を沼に引きずり込むことができたんでしょうか?w

雑感

実は、遠征地で誰かと天体観望するのは初めてでしたが、撮影中いろいろ話をするのは楽しかったですね。
こういうのもいいなーと思いました。

そして何より、今回は忘れ物をして機材展開しきれなかったので、次回は忘れ物せず、機材をすべて展開したいです!

20220225 1年ぶりの房総半島遠征

1年ぶりに房総半島遠征に行きました!
ここは、昨年に初めてケンタウルスAを撮影した場所です。

今回は、金曜AMに移動⇒金曜PMはワーケーション(リモートワーク)、からの天体観望でした!

天気は快晴!
f:id:hiroooo000:20220225150917j:plain
キャンパーでテレワークしながら、休憩でちょっと外に出ると潮風を感じられ、非常に良かったです!

そして、お待ちかねの夕暮れ。
f:id:hiroooo000:20220225181540j:plain

うまく撮影できませんでしたが、空のグラデーションがすごいキレイでした。

そして、夜です!


今回は、撮影用機材×2+眼脂用機材×1の3セットを展開しました!
キャンパーの上にオリオン座が輝いています!
f:id:hiroooo000:20220225221040j:plain

タイムラプス

今回、PentaxK70+10mm17mm fisheyeの10mm側で固定撮影でのタイムラプスを撮影してみました。
Pentaxカメラ謹製の機能を使って撮影しました。設定して、撮影が始まり、終わったら動画が出来上がっているので、非常にお手軽にタイムラプスが作れます。
リザルトはこちら
youtu.be

出来上がって思ったことは、なんか星は流れなくても良かったな、ということですw
次は流れないように撮影してみようと思います。また、緑の動いているのは当方です。w

あと、このフィッシュアイレンズは、前景にフォーカスを当てても、ちょっと距離が離れると星がボケて撮れない、ということがわかりました。これはフィッシュアイレンズの特性なんですかね?
今回初めて撮影したので(しかも夜)、なかなか気づけなかったです。
今度は昼に持ち出して遊んでみようと思いました。

C5+ASI533MCP+Crux140Trセット

こちらは、銀河撮影用のセットになります。星空をバックに、機材が映える!
f:id:hiroooo000:20220225231847j:plain

こちらのセットで以下の3対象を撮影しました!

  • M66 Leoトリプレットの一つ
  • M51 子持ち銀河
  • C77 ケンタウルスA

M66

f:id:hiroooo000:20220228213035j:plain
90s、Gain200、34フレーム、3060s SIでスタック、PIで画像処理

さすがC5、焦点距離が1250㎜と、当方が常用していたSpaceCat51(250mm)の5倍あるだけあり、SpaceCat51では小さく写る銀河も、大きく写ります!

M51 子持ち銀河

f:id:hiroooo000:20220228213052j:plain
90s、Gain200、27フレーム、2430s、SIでスタック、PIで画像処理

こちら、過去最高の子持ち銀河となりました!
C5でここまで写るとは!という感じです。暗い夜空効果が大きいんでしょうけど、真っ暗な南天ではなく、陸側のため若干光害はあったはず。それでもこれだけ写って、写りとしては大満足でした。

C77ケンタウルスA

f:id:hiroooo000:20220301003342j:plain
30s、Gain300、45フレーム、1350s、SIでスタック、PIで画像処理

こちらは、ガイドが暴れていたため、露出を30秒にし、たくさん撮影しましたが、風邪の影響か、200フレームほど撮影して、使えたのは45フレームのみでした。
ここは残念ポイントですね。。。

Crux140Trの調子

正直、悪かったですねー
風の影響があったのかもしれませんが、RAジャンプ問題は発生し、使えたフレームは

  • M66では半分以下
  • M51では2/3
  • C77では1/4

と、収率で考えると散々な結果でした。
収率が悪いのは、焦点距離が一気に長くなったことも影響していると思いますが、そもそも130㎜のガイド鏡でガイドしてもガイドが暴れ気味でした。
今回は、ウェートも付けて撮影したのに、全然軽減されなかったなー

PentaxKP+Samyang85mmF1.4+AZ-PROTO+SkyMemoSセット

こちらのセット、家でうじゃうじゃ機材をいじっているときに見つけた組み合わせです。※下のツイートのレンズは21mmLimitedでSamyang85mmではないです。


さて、この機材を夜空の下にセットアップするとこうなります!
f:id:hiroooo000:20220225231943j:plain

さて、期待の操作性ですが、かなり良いです!
SkymemoS標準だと、RA軸の調整がかなり不便していましたが、AZ-PROTOをかますことで両軸微動ができるようになり、構図合わせにかかり労力が激減しました!
これはかなりいい組み合わせでした!

さて、このセット(85㎜+APCS)では以下の3対象を撮影しました

  • バーナードループからオリオン大星雲
  • 春の銀河祭りエリア
  • ケンタウルスAとオメガケンタウリ

バーナードループからオリオン大星雲

f:id:hiroooo000:20220228212352j:plain
120s、ISO800、25フレーム、3000s、SIでスタック、PIで画像処理、SIで対数現像で仕上げ

この画角、はじめて撮影しましたが、非常に楽しい領域ですね。
オリオン座はすでにシーズン終わりでしたが、これはシーズン真っ盛りの時にじっくり撮影したい対象ですね。
この画像だけ、JPEG出力した時にうまく出力されず、暗くなってしまっていて、どうすればよいかわからず、まあとりあえずそのまま載せてしまっています。
時間に余裕があるときに再処理しようと思います。

春の銀河祭りエリア

85mmで昨年も撮影しましたが、85mmでこのエリアを撮影すると、銀河が小さくたくさん映り込み、銀河探しが楽しいエリアでしたので、再挑戦してみました。
f:id:hiroooo000:20220228212215j:plain
120s、ISO800、43フレーム、5160s、SIでスタック、PIで画像処理

中央にボヤっと写っているのマルカリアンチェーンです。
このエリアは銀河が多すぎて、アノテーション付けるとえらいことになりますねw
f:id:hiroooo000:20220301010510j:plain

ケンタウルスAとオメガケンタウリ

望遠鏡での撮影と平行し、85mmも向けてみました!
すると、なんということでしょう!ケンタウルスAもオメガケンタウリも、ばっちりその存在の主張が感じられるほどはっきり写ってくれました!
f:id:hiroooo000:20220228212459j:plain
120s、ISO800、11フレーム、1320s、SIでスタック、PIで画像処理

画像下のほうが暗くなっているのは、ずーっと雲が通過していたからです。
撮影自体は30枚以上(1時間以上)やったんですが、雲のかかり具合的に、ちょうどよさそうな11枚のみをスタックしてみました。
なお、撮って出しのJPEGはこちら。これ見たとき、感動しました!
f:id:hiroooo000:20220226014412j:plain

KenkoSE100N+AZ-GTi赤道儀モード 眼視セット

f:id:hiroooo000:20220225232353j:plain

こちらで、撮影の合間を縫って眼視での観望をしました。
SE100Nは、ヤフオクで7,8千円くらいで筒だけ購入したのですが、さすが口径10cmで、オリオン大星雲はそらし目使わなくてもばっちり見えました!
この日は双眼鏡を忘れてしまったので、望遠鏡と双眼鏡で見比べることはできませんでした。
オリオン大星雲を見合た後は、大きめの球状星団とか散開星団とかを観望しました。

このセットで難点があるとすると、赤道儀モードの場合、ファインダーのついている位置的に非常につらいです。
SE100Nは経緯台本体の左側に着く前提でファインダーとか接眼部とかついています。
なので、赤道儀につけると、ファインダーをのぞくのが構造的に無理、ということがわかりました。
事後談になりますが、これもあり、家に帰ってからAZ-GTiのファームを赤道儀モードのファームから経緯台モードのファームに入れ替えしました。これでSE100Nも快適に扱えるはず。

まとめ

1年ぶりの房総半島の先っちょへの遠征となりましたが、キャンパーを買って、昼はワーケーション、夜は天体観望、という、夢を一つ叶えることができましたw
これは、ぶっちゃけてかなり良いです。
仕事自体も、環境が非日常すぎてすごい気分転換になりましたし、仕事が終わってそのまま天体観望に移れるのが最高に良かったです。

ここに限らず、ワーケーション+天体観望、またやろうと思います!