あけましておめでとうございます。
昨年は、月に1回の天体観望を目標にしながら、全然達成できませんでしたw
特に、12月から抗がん剤治療が始まり、また家族がコロナ罹患する、という事件もあり、星活動は全くできませんでした。
抗がん剤治療は3月末まで続くのですが、お医者さんが正月は休憩期間としてくれたことで、ちょっと体力も回復し、動けるようになったので、巷で噂のZTF彗星にチャレンジしました!
今回は、昨年末に自分へのご褒美として購入したO-GPS2とPentaxKP、レンズはAskerFMA135です。
PentaxKPとAskerFMA135は、組み合わせて撮影するのが初めてなので、ちょっと楽しみでした!
O-GPS2は、キャリブレーションが爆速になったという噂でしたが、この噂は本当でした!
O-GPS1の時は、30秒から1分くらい、カメラを振り回す儀式(キャリブレーション)をしていましたが、O-GPS2の場合、おおむね10秒以内にキャリブレーションが完了する印象です!
これはいい買い物でした!
目覚ましを1月2日の3時50分にセットし、無事に起床でき、また天気も良好だったので撮影決行です!
リザルト
- 撮影機材
- カメラ:PentaxKP+O-GPS2
- レンズ:AskerFMA135+サイトロンCBPフィルタ
- マウント:AcuterAZポータブルマウント
- 撮影条件:SS60s、ISO400、アストロトレーサON、20枚撮影し、SIでスタック、PIでABE+αで軽く処理
- 撮影場所:東京都文京区の自宅マンションの屋上
まず全体像です。
アストロトレーサで追尾しているため、周辺は流れていますが、中央はまあまあ点像で、自分的には及第点です。
中央をクロップしたものはこちら!
ちゃんと写ってます!よかったー
ただ、都心の光害まみれの空では、CBPを挟んで撮影しても、60秒ISO400での撮って出しはこんな感じで真っ青です。
こちらの撮って出しの1枚を軽くPIで処理したものがこちら。
やっぱり、1枚だとちょっと彗星が弱いので、20枚撮影できてよかったです。
撮影風景:PentaxKP+O-GPS2+AskerFMA135+AcuterAZポータブルマウント
Acuter AZポータブルマウントはちょっといろいろ付けていて、上から順番に
- カメラ+アルカスイスプレート
- アルカスイスクランプ+Slik自由雲台+アルカスイスプレート
- アルカスイスクランプ+Acuter AZポータブルマウント
という形で設置しています。
こうすることで
- アルカスイスを挟むことで、機材の付け外しが圧倒的に楽になる
- AcuterAZポータブルマウントにカメラを直接つけると、画角が固定されるが、自由雲台を挟むと画角の設定の柔軟性がかなり上がる
というメリットがあります。
また、こちらの機材での追尾は
- 撮影中:アストロトレーサ
- 撮影間:AcuterAZポータブルマウントの微動を使って手動で位置合わせ直す
ということを、やって、20枚撮影しました!
今は松葉杖を使って歩いている状況で、重い機材を運ぶことができないため、今回は赤道儀は諦めてAcuterAZポータブルマウントで手動追尾(というか、撮影ごとに位置合わせ直す)ということをやりました。
文字で見るとうまくいかなそうな雰囲気もありますが、アストロトレーサが良い感じに追尾してくれるので、リザルトくらいの画像は連続で撮影できます!
なお、今回のZTF彗星の導入は、かんむり座の近くだったので、まずカメラのライブビューでかんむり座αを導入し、そのあと微動でZTF彗星があるあたりまで移動させ、テスト撮影をして存在位置を確かめて、微動でセンタリングする、ということで導入しました。
かんむり座がわかりやすいので、今回の導入は10分くらいでいけたと思います。メイン機材では自動導入+プレートソルビングですが、広角、且つわかりやすい天体であれば手動導入でもなんとかなりますね。
あと、この機材の何よりのメリットは、軽量であることですね!
全部合わせても4Kg切っていると思います!非常にお手軽に持ち運びできます!
今年の抱負
あと3か月以上松葉杖生活となりそうなので、あまり無理せず天文の趣味を続けて、松葉杖が取れたら遠征したいです!
目標になっていないなー
年初一発目に撮ったのが彗星だったので、彗星を暗い空で撮影してい見たいですね!
あとは、なんにしても地獄の抗がん剤治療を無事に終えて、問題が発見されないことが、一番の目標です!
自分、頑張れ!