今回、念願のキャンピングカーでの天体観望です。
冬休みのイベントとして、子供を連れて千葉県のRVパークに行き、そこで天体観望をしてきました。
子供も楽しい、大人も楽しい、の一度で二度おいしいヤツです。
今回は、久々にサイコーでした!
翌日のイベントもあり、12時過ぎには切り上げましたし、各対象短時間露光ではありましたが、空が暗かったおかげで楽しむことができました!
まず、My New Gearのキャンピングカーと愛機です。
機材はこちら
- Camper:ハイエース ToyFactoryGT
- 望遠鏡:SpaceCat51(D=51mm、f250mm/F4.9)
- フィルタ:無し
- カメラ:ZWO ASI533MCP
- 赤道儀:Crux140Traveler
- 導入方法:Stellariumで自動導入⇒SharpCapでPlateSolving
- オートガイド:ガイドカメラ:QHY5L-II M、PHD2でオートガイド
- 電視観望/撮影条件:SharpCapでGain 200、60s
電視観望中心で、この晩は4対象回しました。
機材のセッティング完了は、車の中からリモートで電視観望で、時折外に出て夜空を愛でる、という形で楽しみました。
馬頭星雲と燃える木
最初のターゲットは、馬頭星雲です。東京でQBPフィルターとかで撮影したことはありますが、暗い夜空でとったら星の色が出ていいのでは?と思い、対象に選択しました。
撮影風景ですw
こちら、小一時間ほど露光したのですが、ガイドが暴れ気味で、スタックできるレベルの画像は37分でした。
リザルトはこちら!
いやー、これ、過去最高の馬頭星雲です!
暗い空って、ほんといいですねー
画像処理が楽すぎる
- 撮影情報
- 上述機材で1分で小一時間ほど露光
- 暴れていない30枚をSI9でスタック⇒PIでHT⇒CT⇒TVGDenoise⇒JPEG出力
M45プレアデス
こちら、ベランダからは写らない対象であり、且つ数少ない冬場の野外撮影でも対象としたことがあまりなかったため、今回対象としました。
リザルトはこちら!
なんというか、、、空が暗いってホント素敵!
こちら、60s×37フレーム⇒37分の露光で、SI9でスタック⇒PIでHT⇒CT⇒TVGDenoise⇒JPEG出力しただけです!
青い反射星雲もばっちり写っていて、感動です!
M46,M47
こちら、昨シーズンの冬に何回も撮影した対象です。
が、東京でQBPフィルター付けて撮影すると、星の色がつかないんですよね。なので、暗い夜空で撮影してみたかったのです。
M46の中には、惑星状星雲NGC2438があります。
散開星団の中にぽっかり惑星状星雲が浮かんでいるこの様が好きなんですよね。
あと、狙い通り星の色が出たので良かったです。
こちら、実は60s×11枚⇒11分で、処理もSI9でスタック⇒PIでHT⇒CT⇒JPEG出力しただけです!
ほんと、暗い夜空って最高ですね。
トールの兜
電子観望中にWindowsUpdateが始まってしまい、5枚(5分)分観望していてシャットダウンされてしまいました。最悪です。
が、翌日の予定もあったので、観望はこれにて終了とすることにしました。
5枚はあったので、ザクっと処理した結果はこちら。
こちら、5分ですが、兜もちゃんと写っているし、何より、周りの星に色がついているんですよね。
繰り返しで恐縮ですが、東京でフィルター付けて電子観望/撮影していると、星に色がほぼつかないので、これだけでも感動ですね、ほんと。
ただ、本当はこの対象は1時間くらい露光したかったところなので、残念は残念です。
雑感
キャンピングカーで電視観望、ついに叶いました。
外は極寒だったため、キャンピングカーの中でリモートで電視観望するってのは、思った以上に快適でした!
そして、暗い空の下に来るたびに思うのは、暗い空はサイコーだ、ということです。
今回、馬頭もプレアデスもM46,M47も自己最高の出来でした!
これも暗い夜空とキャンピングカーのおかげですねw。
せっかく購入したし、決して安くはない買い物だったので、これからも子供も一緒にキャンプしながら星空観望できるといいな、と思っています。
以下、Twitterメモ
#天文なう
— hiroooo000 (@hiroooo0002) December 28, 2021
撮影開始。3分1枚、SharpCapの自動調整のみ。
なんか、すでに過去最高の馬頭星雲がゲットされている気がする。 pic.twitter.com/gvyj86OuAa