お気楽天体観測

肩ひじ張らずに天文を楽しむ記録です。メイン機材はSpaceCat51、CelestronC5、SkyMemoS、CRUX140Traveler、AZ-GTi。カメラはPentaxKP、K70とZWOASI533MCP

20201004 PixInsightでStarNetを使ってNGC6960網状星雲をさらに再処理。

PixInsightを買ってから、いろいろなサイトを読みながら(といっても主にMasahikoさんのサイト)
masahiko.me

色々ぐちゃぐちゃいじってみています。
なかなか網状星雲以外の対象に写ることができていませんが、前回宿題となっていたデベイヤーの件も、MasahikoさんのTweetで解決し、StarNetを使って微光星を軽減するこちらの記事を参考にやってみました。

masahiko.me

そのリザルトがこちら!

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青みが何か弱い気がするけど、Googleで画像検索をしたときにいいなーと思っていたモクモクを表現することができました!


処理フローは概ね

  • WBBP
  • ⇒ABE
  • ⇒PCC
  • ⇒HT
  • ⇒HDRMultiscaleTransform(7レイヤー)
  • ⇒RangeSelection
  • ⇒CT
  • ⇒TGVD
  • ⇒SCNR
  • ⇒HT
  • StarNetで星マスク作成
  • ⇒マスクしてCTで微光星調整、マスクを反転して星雲強調

という流れでした。
もっと最適な流れがありそうですので、流れを組み替えていろいろ試行錯誤してみたいと思います。

過去画像との比較

こんな感じで劇的に改善しています。

  • 初版 StellaImageで処理した版

なんかつぶれてしまっているような感触です。
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  • 第二版 PI使い始め(StarNet未使用)

初版と比べ、細かいところまで表現できている気がしますが、色が暗いですね。。。
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  • 第三版 今回の画像処理の結果

今回の画像です!もやもやが細部まで出ていて気持ちいい!
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なお、Before(DSS+StellaImage)/After(PI)の比較はこちらのTwitterでも見れます。※こっちのほうが比較しやすいという話もあり。

雑感

PIほんとすごいっすね。SIではできなかったことがPIでできているってことがすごい。
また、パラメータとかほぼいじらずにここまでできてしまうことがすごい!

星雲星団は最近見れていないので、過去画像の再処理を進めてみたいと思います。